高校の修学旅行で初めてスキーを経験しました。
その帰りサービスエリアでアイスクリームを買ったら店のおじちゃんに呆れられたな。
けど、雪の中で震えながら食べるアイスは妙に美味しかったのだ。
同じ料理でも環境によって全く違う印象を受けることがあります。
食戟のソーマに出てきた蕎麦対決のエピソードはまさにそれでした。
正統派、和蕎麦の老舗の味を出してくる挑戦者に主人公のソーマくんが出したのはこの料理。普通なら勝てるわけがありません。
ただ、会場は真冬の利尻島。気温の低い会場では一番粉を使った上品な香りの老舗の蕎麦は香りが弱い。
対して三番粉を使った強い香りの蕎麦を焼くという一見暴挙とも見えるこの料理は蕎麦の香りが生きていた。
旨い料理が常にベストの選択とは限らない例を観た気がしました。
状況や環境によっては正統派の料理にジャンクな料理が勝つこともあり得るよなぁ。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 和蕎麦(挽きぐるみの田舎蕎麦):1束
- ごま油:12g(大匙1)
- 麺つゆ:かけぞば1杯に使う量
- 鶏もも肉:50g
- 白ねぎ:10cm
【作り方】
- 蕎麦は普通に茹でます。鶏肉は食べ易い大きさに切ります。白ねぎは1cm幅の斜め切りにします。
- 1.をやっている間にフライパンか中華鍋にごま油を入れて鶏肉と白ねぎを炒めておきます。
- 2.に茹で上がった蕎麦を投入し強火で表面がカリッと焦げるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 蕎麦の香りを口いっぱいに味わうことができます。ジャンクフードっぽいのに味は逸品。よくこの発想ができたよなぁと感心しました。
- 蕎麦は挽きぐるみ(殻も含めて1番粉から3番粉までまとめて挽いた粉)を使った田舎蕎麦がお薦め香りの立ち方が段違いです。
- 写真の具材はありあわせを使ったので鶏肉、青ネギ、卵ですが、できれば正統派の鴨肉、白ねぎがオススメです。