過日、ネットのニュースでこんな記事を見かけました。
『「世界の伝統料理ランキング」で「日本のカレー」が1位に!』
世界中のグルメ情報を掲載するWebサイト「TasteAtlas」が公開した「世界の伝統料理ランキング」というのがあるそうなのですがその1位が「日本の」カレーだったそうな。
ちなみに10位以内にカレー料理は2品入っていて6位はタイの「パネーンカレー」というカレーだったそうです。
元々カレーは明治時代にイギリスから輸入された料理なのですがなんでもかんでもご飯とセットで食べるという日本の食文化に浸透していく過程で独自の進化を遂げて今や全く別物の料理になっちゃいました。
ちょっと笑えるのは本場インドでもCoco壱のカレーは大人気なのだとか。
「いやインドの伝統的なカレーももちろん美味しいんだけどあれと日本のカレーは別物」
なんて、「スイーツは別腹」みたく言われているらしい(笑)
更にちなみに日本にカレーを持ち込んだ張本人のイギリスも今では日本からカレーを逆輸入しているらしい(逆輸入っていうのかなぁ?)。
イギリスで日本のカレーと言えば「カツカレー」が定番。
但し日本のとは違ってチキンカツに玉ねぎというスタイルが一般的なんですって。
それはそれで美味しそうだな。
ことほど海外でも評判の日本のカレーですがあのルウ自体は必ずしもご飯とセットである必要はないんじゃないかなと前々から思っていました。
既にあるカレーうどん、カレー蕎麦のように麺類のつゆの味付けに使ってもばっちり美味しいのです。
ならばソース焼きそばのソースの代わりにどろっとしたカレールウを使うのってどうよ? なんて考えまして思い付きでこんな料理を作ってみました。
先にお断りしておきますがこの料理はカレー味の焼きそば「カレー焼きそば」ではありません。
カレーライスのライスを油で炒めた中華麺で置換した料理──「焼きそばカレー」なのです(って、わかりにくい)。
【材料】(1人分)
-調理時間:8分-
- 残り物のカレー:お玉2杯分
- 焼きそば:1玉
- キャベツ:3枚
- サラダ油A:4g(小匙1)
- サラダ油B:12g(大匙1)
- (お好みで)かつお節:適宜
[焼きそばソースパート]
- 中濃ソース又はとんかつソース:9g(大匙1/2)
- ウスターソース:6g(小匙1)
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
- マスタード:少々
【作り方】
- 焼きそばは耐熱皿に載せて電子レンジの500ワットで1分チンしておきます。キャベツは千切りにしておきます。[焼きそばソースパート]は合わせてよく混ぜておきます。残り物カレーは温めておきます。
- 中華鍋かフライパンにサラダ油Aを入れて中火にかけキャベツを加えてしんなりするまで炒めます。一旦これをお皿に取っておきます。
- 2.のフライパンを洗わずにそのままサラダ油Bを加えて強火にかけます。これに焼きそばを入れていじらずに1分置きます。これにキャベツを加えて焼きそばをほぐしながら炒めます。 ※焼きそばがこんがり焼けてちょっとカリカリになるくらいまで炒めるのがおススメ。但し焦がさないように注意。
- 3.を皿に盛り残り物カレーをたっぷりかけてお好みでかつおをかければできあがり。
【一口メモ】
- めっちゃスパイシーな香りがしてお腹が鳴ります。カレーライスのライスを焼きそばに置き換えただけの料理なのですがジャンクさマシマシで楽しい。
- 残り物カレーにお肉が入っている前提にしているレシピなので具材は敢えてキャベツしか入れていません。もっとお肉が欲しいという方は工程2.で普通の焼きそば同様にキャベツと一緒に豚肉などを炒めてください。
- 更にスパイシーを求めるならば[焼きそばソースパート]に小匙1/2~小匙1くらいカレー粉を加えると吉です。