嫁に「物欲がなさ過ぎ」とよく笑われるのですが、僕はめったに物が欲しくなることがありません。
欲しくならないというより、持ったらそれを管理しないといけないという思いが先行してうんざりしちゃうんですよね。
なので、月々小遣いは2万5千円と決めているのですが、ほうっておくとそのまま残ってしまいます(スタバとかに寄ることもないし自販機ももう何年も使ったことがないのでホントにまるっと残るのです)。それでもそれなりに減っていくのは、たまに飲み屋で飲むのと食べ歩きが趣味だからだと思います。
横浜に越してきて5年になりますが、ずいぶんといろいろな料理と出会いました。中には「これくらいなら自分で作れる」なんて不遜に思うものもありましたが、「これは自分には作れないな」と感動することもしばしば。そういう料理を食べたときは半日くらい幸せな気分に浸れます。
そんな食べ歩きを始めたばかりの頃、新橋に美味しい豚丼を食べさせてくれる店があるということで訪問。その名も「豚大学」と言います。料理の内容から男性客が多いのかと思いきや意外に女性が1人で食べたりもする店です。
大ぶりの厚切り肉を炭火で炙ってトッピングした丼はまさに絶品。たまにむしょうに食べたくなります。で、とある夜。「豚丼が食べたい」と思ったのですが、あいにく在宅。新橋は遠い。なので、気分だけでもとこんな料理を作りました。
【材料】(1人分)
-調理時間:13分-
- うどん:1玉
- 豚バラ肉(なければもも肉):100~120g
- サラダ油:少々
- 刻みネギ:適宜
[つゆパート]
- 水:300g(1.5カップ)
- 鰹節:ひとつかみ
- めんつゆ(できれば蕎麦の返し):規定量
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 酒:7g(大匙1/2)
- 砂糖:5g(大匙1/2強)
【作り方】
- の水を沸騰させ弱火か火を止めて鰹節を投入し2分置いて出汁を挽きます。これを濾してめんつゆを加えます。 ※出汁を挽くときは煮立たせないのがコツです。
- うどんを茹でている間に豚肉は食べ易い大きさに切ります。フライパンにサラダ油を加えて中火にかけ豚肉を重ならないように並べて両面焼きます。これに[調味料パート]を加えて炒りつけるように焼きながら水気がほぼなくなったら皿に取ります。
- うどんの茹で上がり1分30秒前になったらつゆを火にかけ再び沸かします。
- うどんが茹で上がったらざるに揚げて冷水で〆ます。どんぶりにこれを入れて沸騰したつゆを加え、肉、刻みネギをトッピングしたらできあがり。
【一口メモ】
- 濃いめの味付けの肉がくせのないうどんとよく合います。豚丼もいいけど、ごはんよりライトな分、小腹がすいているときはこっちのほうが良いかも。
- この料理の段取りポイントはうどんをゆでる湯を最初に沸かし始めること。「湯を沸かす+うどんを茹でる」時間内でつゆを作る、豚を焼いてしまいます。
- 薬味は七味唐辛子でも良いのですが、粉山椒が合いそうです。あと、つゆに小匙1杯ほどゆず果汁を加えると豚肉の重さが軽減されて小食の人にも喜ばれそう。
- 更に本格的に作りたい場合は豚肉を[調味料パート]に漬け込んで魚焼きグリルで炙り、仕上げに2.の工程をやって下さい。
- お肉は厚切りの豚バラがおすすめです。ただ家になければわざわざ買いに行くほどのものでもないので、ももやロースでも美味しく作れると思います。
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