麺料理は麺とスープで構成されるという概念を打ち破る料理があります。
中華料理の拌麺(ばんめん)がそれ。
皿に麺が載っていて具や調味料と和えて食べるというスタイルです。
日本の油そばはこの拌麺をヒントに作られたというのが諸説ある中の一説だそうです。
油そばがブームになったのは1990年代後半ですが実は誕生はそれよりずっと前、昭和30年代のこと。
複数の店が元祖として挙げられているのですがいずれも東京は武蔵野エリアで産声をあげた模様。
けどちょっと思うのは「いや、ざる蕎麦は江戸の昔からあったやん」ということ^^;
とまれ、美味しければどうでも良い話ですね。
ということで、巷で流行っているらしいそうめんを使った油そばを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- そうめん:1.5束(75g)
- 卵:1個
- 刻みネギ:適宜
- 粗挽きブラック:少々
- 辣油:少々
[タレパート]
- 焼肉のタレ:30g(小匙5)
- ごま油:8g(小匙2)
- レモン果汁:5g(小匙1)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
【作り方】
- そうめんを規定時間茹でて流水で〆ます。
- 1.をやっている間に湯呑に卵を割り入れてひたひたの水を注ぎ、電子レンジの500ワットで40秒チンして温玉を作ります。[タレパート]を合わせてよく混ぜておきます。
- そうめんを皿に盛り付けタレを回しがけてよく和えます。玉をトッピングして刻みネギを散らし、ブラックペッパー、辣油をかければできあがり。
【一口メモ】
- 辛くて旨い! つるつるっと入るのでお昼ごはんだけじゃなく夜食にも向いていると思います。
- この料理はそうめんを茹でるお湯を沸かして茹で上がるまでの5分ほどの時間に残りの支度を整えること。そうすれば作り始めて5分でいただきますができますよ。
- 美味しいのだけどボリューム的にはちょっと寂しいかな。炒めたお肉や野菜をトッピングするのもありだと思います。
- オリジナルは酢を使っているところをレモン果汁にしてみました。これをゆずに変えるとまた風味が変わって楽しいです。ブラックペッパーの代わりにゆかりを振っても面白い気がします。