21世紀を生きる僕らから見れば「なんで、そんなものを食べようと思ったんだろう」とちょっと不思議に思える食材ってわりとあったりします。
たとえば、なまこ。
たとえば、ほや──海鮮には特に多い気がしますね。
獣肉でも牛の舌なんてあんな硬い部位を食べようと思った人の気が知れないなんてちょっと思ったりします。
けど、食糧事情が良くなかった時代。
とにかく何か食べなきゃ死んでしまうような状況だったらそんな贅沢言ってられません。
そして、食べてみたら意外に美味しかったなんてものもたくさんあったんだと思います。
食材のバリエーションが現代ではこれだけ豊富になったのはひとえにご先祖様が体を張って(?)果敢にチャレンジしてくれたおかげだと思います。
そして牛タンは今では高級食材。
けっこう良いお値段が付いていたりします。
で、値段が高いと欲しくなるのは不思議な心理ですね。
よく行くお肉屋さんで牛タンスライスでもなく、牛タンブロックでもなく、ステーキカットされた牛タンが売られていました。
しかも、値引き札が付いている!
思わず買って帰ってステーキにしてみましたとも。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 牛タンステーキカット:150gくらい
- 塩:少々
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 牛タンに塩、ブラックペッパーをまぶします。これをジップロックに入れてストローを差し込んで口を閉じます。ストローから中の空気を吸って簡易真空パックにします。
- 1.を炊飯器に入れてひたひたのお湯(分量外)を注ぎ保温モードにして2時間置きます。
- 2.をジップロックから取り出しサラダ油を敷いたフライパンで両面こんがり焼いたらできあがり。
【一口メモ】
- すっごい噛みじまりのある弾力が癖になります。けど、低温で火を通しているので柔らかくって美味しいですよ。
- ポイントは炊飯器の保温モード(約70度)でじんわり火を通すこと。動物性タンパク質が硬化する温度以下なので柔らかく仕上がるのです。
- 味付けはシンプルに塩、ブラックペッパーにしてみましたが焼肉のタレで焼いても美味しいですよ。