根が凝り性なのか、僕は長いこと「料理は手間ひまかけた方が美味しくできる」と信じていた節があります。
なのでパンを焼くにしても「手でこねた方が美味しいだろう」と勝手に思い込んでホームベーカリーを買うという発想はそもそもありませんでした。
生姜やにんにくは「その場でおろした方が風味は効くだろう」と考えてチューブ入りのを使わず都度おろしていました。
けど長いこと料理をしていると味がたいして変わらない手間ひまというものもあることにだんだん気づくようになってきました。
今ではおろし生姜やおろしにんにくはチューブのものを使っていますが今日日のチューブは気密も良くて手でおろしたものと風味は変わりません。
たとえばタルト生地のパート・シュクレをこねるのも以前は手でやっていましたが今はフードプロセッサーを使っています。
その方が楽ですし、手こねよりずっと均質に混ざるのです。
「人間楽をしたらろくなことはない」だの「苦労を重ねたほうが大きな成果が得られる」だのといった発想は如何にも昭和生まれの日本人的ですが、必ずしもそうではないことに遅まきながら気付き始めています。
今日の料理なんかは、手抜き料理と呼ぶのではなく手がかからなくても美味しい料理と考えて良いんじゃないのかな。
近頃、そう思うようになりました。
【材料】(4人分)
-調理時間:10分-
- 鶏もも肉:1枚 強力粉:適宜
- 野菜類:今日は玉ねぎ、ししとう
- サラダ油:少々
[調味料パート]
- マヨネーズ:12g(大匙1)
- 豆板醤:6g(小匙1)
- ブラックペッパー:適宜
【作り方】
- 鶏肉は3cm角に切ります。玉ねぎ、ししとうはお好みの切り方で。鶏肉に強力粉を薄くまぶしておきます。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ鶏肉を皮を下にして並べて蓋をし2分焼きます。鶏肉をひっくり返してまた蓋をし2分焼きます。
- 野菜類を加えて2分ほど炒めます。
- 3.に[調味料パート]を加えて絡ませながらざっと炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 豆板醤の辛さが刺激的で良いアクセントになっています。ブラックペッパーのスパイシーな香りが好きなので僕はちょっと多めに加えています。
- このレシピはもも肉を使っていますがささみや胸肉でも美味しくできますよ。
- 花椒(ホアジャオ)などを加えると中華風の料理になります。ケチャップを加えればアメリカンな感じ。柚子胡椒を加えれば九州風。わりと調味料のアレンジでどこの国の料理にでも化けるレシピだと思います。