大学時代、僕の下宿は大学まで徒歩5分、自転車なら1分で行ける絶好のロケーションにありました。
授業の開始は9時でしたので8時に起きて朝ごはんを食べて支度をして出かけるとちょうど良い感じ。
ということもあって8時15分から30分までやっていたNHKの連続テレビ小説は良い目覚ましだったのです。
僕が1年のときにやっていたのは「おしん」。
伝説級のモンスター視聴率を叩き出したドラマです。
たった7歳で見たことも聞いたこともない土地に送り出されて生々流転、波乱万丈の人生を歩んでいく女性の物語です。
澪つくし、はね駒、はっさい先生などまだ見ぬ新天地で苦難を乗り越え、たくましく生きていくヒロインたちの物語がたくさん語られていたな。
料理の世界でも似た物語は生まれるんじゃないかなと思うことがあります。
欧州で生まれて洋食として食べられるはずだった食材が遠く日本までやってきて、まるで想像もしていなかったような料理に調理されて異国の人々に舌鼓を打たれる。
そんな想像をふくらませるとなかなかにドラマチックじゃないですか。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- チョリソー:2本
- 里芋:5、6個
- オリーブオイル:6g(大匙1/2)
[調味料パート]
- 粒マスタード:小匙1
- 酢:7g(大匙1/2)
- 塩:少々
- 粗挽きブラックペッパー:少々
【作り方】
- 蒸気の上がった蒸籠か蒸し器で里芋を皮付きのまま10分蒸します。蒸し上がったら手で皮を剥きます。粒が大きいものは2、3等分にします。
- 1.をやっている間にチョリソーは7mm厚の斜め切りにします。
- フライパンにチョリソーとオリーブオイルを入れて焼き色が付くまで炒めます。これに里芋を加えてさっと炒め、[調味料パート]を加えて絡めればできあがり。
【一口メモ】
- 里芋のねっとり感を出したくて、ちょっと面倒なのですが衣かつぎ(里芋を皮付きのまま蒸す技法)にしています。辛味の強いチョリソーと好相性でこれはビールが進みます。
- この料理の段取りポイントは里芋が蒸し上がるまでに3.までの工程を進めておくこと最後に里芋を投入すればすぐにできあがります。
- 手持ちに里芋があったので使いましたがじゃがいもでも美味しくできますよ。
- お好みで少し醤油をさしても美味しいです。けど、まさかチョリソーもこんな料理にされるとは思いもせずに作られただろうなぁ^^;