母方の祖母は多芸多趣味な方でした。三味線は弾けるし、料理も達者、しかも洋食や洋菓子もこなすパワフルな大正女でした。
そんな彼女の趣味の一つは園芸。
しかも果実が食べられるものを沢山栽培しておられましたので子供の頃から実家では裏庭から、もいできたばかりの野菜や果物(市から蜜柑の苗木を分けてもらってでっかく育てたりしてたのです)を四季折々に楽しむことができました。
当時の僕は子供らしい誤解を抱いておりまして、野菜や果物というものは「タダで裏庭からもいでくるもの」と思い込んでおりました。
なので、大人になって普通にお店で購入するようになってその高さに目を剥いたものです。
こと、僕は料理に関してはマメなことは自他ともに認めるところですが、園芸のように「毎日丹精を込める」というのは至って
苦手。
なので、うちのベランダが家庭菜園となる日はおそらく永遠に来ないと思います。
それでも、せめてハーブくらい植えてみようかな。
丁度今くらいの季節なら、キュウリやトマト、それにこの料理の材料になる茄子などが楽しめていたよなぁと思い出しつつそんなことを考えました。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 茄子:1本
- ベーコンスライス:1枚
- にんにく:ひとかけ
- 鷹の爪:半本
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- 塩、ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 茄子はヘタを取って1cm幅の半月切りにし10分水に晒します。ベーコンは5mm幅の小口切りにします。にんにくはみじん切りに、鷹の爪は小口切りにします。
- フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪を入れて弱火にかけ香りが立つまで炒めます。
- 2.に水気を切った茄子を加えて中火にかけ、オリーブオイルをしっかり吸わせながら炒めます。更にベーコンを加えてカリカリになるまで炒めます。
- 3.に塩、ブラックペッパーを振って味を調えればできあがり。
【一口メモ】
- すっごくシンプルな味付けですけどその分飽きの来ない料理です。鷹の爪を加えてホットにしてあるので真夏の暑い日にはジョッキのお供にぴったり。
- シンプル過ぎて物足りないという方は塩の代わりに顆粒のコンソメを使うというのもありかも。その場合、オリーブオイルはバター12gに変えた方が風味が良くなります。
- 茄子は油と好相性の夏野菜。ベーコンより先にフライパンに入れて油をしっかり吸わせて下さい。
- ベーコンはミンチやシーチキンを使っても美味しいですよ~