初めて焼き鳥屋さんに入ったらお品書きに戸惑うかもしれません。
「もも」、「ムネ」、あたりはまだわかるとして、「ネギま」、「ぼんじり」、「ハツ」、「ソリ」、「せせり」なんてのは何かの暗号か符丁?
って、思いたくなっちゃいます。
ちなみに、ネギまは白ネギとももを交互に刺した串。
なんで「ま」かというと元々は鶏肉でなくマグロを使っていたのでネギまぐろが縮まったものだそうです。
ぼんじりはお尻、尾骨の周りのお肉です。
ハツは心臓。
英語のハーツ(hearts)から来た呼び名です。
ハートと呼ぶお店もありますね。
ソリはソリレスのこと、ってそれでもわかりませんがフランス語で「愚か者はそこを残す」という意味の言葉、それくらい美味しい部位で、ももの付け根の希少なお肉です。
そして、せせり。
これはせせる(そぎ落とす)という動詞から来た言葉で、首の周りの肉をそぎ落として得られる部位です。
ネック、そろばんなどとも言われます。
よく動く部位なので身が引き締まってていて歯ごたえがあり、適度に脂身を持っているのが特徴です。
【材料】(1人分)
-調理時間:20分-
- 鶏ネック:80g
- 塩麹:適宜
- ホワイトペッパー:適宜
【作り方】
- 材料をボウルに合わせてよくもみ合わせ5分ほど漬け込みます。
- 1.を二等分して串を打ちます。ネックは一般的に太いひも状に切ってある部位なので串に巻き付けるようにしながら刺していくのがコツです。
- 2.を魚焼のグリルかオーブンで10分ほど焼き色が付くまで焼けばできあがり。
【一口メモ】
- 日常食べ慣れているももやムネとはまた違った味わいです。噛み締まりがあって適度に脂が乗っているので結構ハマるかも。
- 塩焼きかタレ焼きかは意見が真っ二つに分かれるところですが、僕は塩派かな。
- ネックは素晴らしく旨い出汁が引けるのでスープにするのもお薦めですよ。