毎日毎日、酷暑が続く夏。
いい加減体もバテてきますが、疲労回復に効く食べ物にはどんなものがある?
と訊かれると、はてなんだろうと思い浮かばなかったりして。
そういう人にオススメな料理はやっぱあれでしょう。
──幕の内弁当。
だって、いろいろなおかずが入っているからどれか当たりもあるんじゃないかな……っていい加減だな(笑)
栄養学的観点から言えばこんな食品が疲労回復に一役買うそうです。
- ビタミンBが含まれている食品:豚肉や鰻(土用の鰻も意味があるんだ)
- クエン酸が含まれている食品:梅干し、レモン
- イミダゾールジペプチドが含まれている食品:鶏むね肉に鰹(タタキが美味しい季節だな)
- カプサイシンを含む食品:キムチなど辛いやつなどなど。
幕の内弁当に入ってそうな食品もあって良かった良かった。
とまれ、バテた体を復活させるにはまずはきちんと食事することが一番です。
ひさしぶりに終日事務所で仕事をして暑い中を帰ってきたのでちょっとバテ気味。
手早く作れて元気が出る料理はないかしらんということでこんな一皿を作ってみました。
梅干し、鶏肉、そしてししとう。
ししとうは通常カプサイシンをほとんど含まないのですが、これはそこそこ辛かったのでカプサイシンを含む品種ですね。
疲労回復に役立つに違いないと菜箸を握りながら考えました。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 鶏胸肉:半枚
- ししとう:5、6本
- 梅干し:1粒
- サラダ油:12g(大匙1)
[下味パート]
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- 片栗粉:3g(小匙1)
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
【作り方】
- 鶏肉はそぎ切りにして[下味パート]をまぶします。ししとうはヘタを切り落とします。
- 梅干しの実を種から削ぎ落として包丁でペースト状になるまで叩きます。これを[調味料パート]と合わせておきます。
- 鶏肉とサラダ油をフライパンに合わせてよくまぶし肉が重ならないようにフライパン上に並べます。これを弱火にかけていじらずに5分焼きます。鶏肉をひっくり返して中火にかけまんべんなく焼き色を付けます。
- 3.にししとうを加えて1分炒めます。仕上げに2.を加えて水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- 甘酸っぱい優しい味に元気がもらえる一杯です。使っている材料は疲労回復に効くものばかり。ちょっとバテバテだなと思ったら夕飯に出しましょう。
- 鶏肉は豚ロース肉を細切りにして使ってもOK。ビタミンB1を含んでいるので疲労回復に一役買います。
- 体がバテる夏場にオススメの一皿ですが、あとは早めにお布団に入って寝ちゃいましょう。そしたら次の日には元気を取り戻しています。