今でこそ鳥料理は百花繚乱、専門店ができるくらいバラエティーに富んでいますが江戸より昔は炙るか焼くかしかなかったらしい。
ま、大ぶりの肉を豪快に炙る料理は食べる前からよだれが出そうなほど旨そうですけどね。
けど、調理法がシンプルな分、味付けを工夫しないと飽きが来る。
いっつも塩だけではつまらない。
そう考えた人がこの料理を思いついたのでしょうか? たっぷりと七色唐辛子(江戸の昔には七味のことをそう呼んだらしい)をまぶして焼き上げた一品。
きりっとした辛さが食欲をいや増してくれます。
【材料】(2人分)
-調理時間:45分-
- 鶏もも肉:1枚
- ごま油:少々
- 水:100g(1/2カップ)
- 片栗粉:適宜
- 七味:適宜
[調味料パート]
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー:少々
- 酒:15g
- おろし生姜:ひとかけ分
- おろしにんにく:ひとかけ分
【作り方】
- 鶏肉に[調味料パート]をまぶして30分置きます。
- 1.の水気をキッチンペーパーで切り、片栗粉と七味をまぶします。
- フライパンに胡麻油を入れて中火にかけ2.を加えて両面こんがり焼きます。
- 3.に水1/2カップを差し蓋をして弱火で10分蒸し焼きにします。餃子を焼く要領ですね。時々様子を見て水がなくなりかけたら追加します。
- 4.の蓋を開けて水気を飛ばせば出来上がり。
【一口メモ】
- おすすめの部位は豪快に脂の乗ったもも肉。けど、サッパリした方が好きという方は胸肉でも美味しく頂けると思います。
- 山椒を振ったり、大葉を刻んでトッピングすると清涼感がプラスされて脂っこいのはちょっと苦手という方にも喜ばれそうです。
- キリッとした辛さが旨い。七味はいろいろな香辛料のオーケストラなので意外に奥深い風味を楽しむことができます。