俗に魚は不細工なものほど美味しいと言われますが、それにしたって我々のご先祖はよくぞ雲丹だのナマコだのアンコウだのと言った魚を食べようと思ったものです。
勿論、昔は食糧事情が今よりうんと悪かったでしょうから、「飢えるよりマシ」というのがご先祖様たちの真意だったのかもしれませんけど^^;
自分の持つアンコウのイメージとしては海のトリトンか何か出てきたような頭に光る枝のようなやつ(正式には誘引突起というそうです)を付けたチョウチンアンコウがまず思い浮かびます。
どうやらこれも食べられるようですね。
関西では大きな魚屋さんで肝を売っている程度で、あとはたまにスーパーで鍋セットとしてパックで売っているくらいだったのですが、関東では普通に魚として売っていたりします。
アン肝は時々、食卓に上らせているのですがから揚げは未経験。
せっかく、売っているのですからチャレンジしなきゃ損だよなぁと思い買ってまいりました。
【材料】(4人分)
-調理時間:20分-
- アンコウ:1尾分
- 片栗粉:適宜
- 揚げ油:適宜
- レモン:櫛形1個分
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 酒:7g(大匙1/2)
- おろし生姜:ひとかけ分
【作り方】
- アンコウは骨から外して食べやすい大きさに切ります。ビニール袋に[調味料パート]と合わせて10分ほど漬け込みます。
- 1.の水気をキッチンペーパーで切って片栗粉をたっぷり目にまぶします。
- 揚げ油を170度に加熱し、2.を入れます。10秒揚げたらかす揚げで掬って10秒空気に晒すという手順を4分ほど繰り返せばできあがり。お皿に盛ってレモンをぎゅっと絞って戴きます。
【一口メモ】
- 表面はカリッとしていて中はとろとろ。不思議な食感の揚げ物です。白子の天ぷらにちょっと似ているかも。味はまあ、醤油と酒と生姜ですので普通にから揚げの味です^^;
- ちょっと思ったのですが、フライパンに1cmほど揚げ油を張って揚げ焼きにした方がサクサクして美味しいかも。
- レシピによっては味付けに砂糖を入れるものも見かけます。僕はどうもから揚げに砂糖を入れるのは苦手なのですが、興味のある方はお試しください。分量はこのレシピに対して4~5g(大匙1/2)程度のようです。
- 付け合わせをさぼってしまいましたが、ししとうなど野菜の素揚げなどが合いそうです。