この料理名を見るとパンガシウスって何? ってまず訊かれそうですね。
パンガシウスはナマズ目、パンガシウス科の魚の総称です。
生物は界、門、綱、目、科、属、種の7段階に分けて分類されると教わったのは中学校でしたっけ? 高校でしたっけ?
例えば僕らは「動物界-脊椎動物門-哺乳綱-サル目-ヒト科」に属する生物に分類されるわけです。
これと比較するとパンガシウス科というのがどれくらいのくくりか少し見当が付くかな。
で、パンガシウスはパキスタンからボルネオあたりの南アジアに生息する淡水魚なのですが、スーパーのイオングループなどがウナギの代用食としてここ数年プッシュしていて脚光を浴びています。
うちの近所のスーパーでも切り身になって売られていたのですが、値段も安くこれでホントにウナギみたいな味だったらいうことないじゃんと思い早速買ってきました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- パンガシウスの切り身:1切れ
- 強力粉:適宜
- サラダ油:適宜
- 粉山椒:適宜
[タレパート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 酒:7g(大匙1/2)
- 砂糖:5g(大匙1/2)
【作り方】
- 茶こしを使ってパンガシウスに強力粉を薄く均等にまぶします。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけこれにパンガシウスを入れて両面に薄く焼き色が付くまで焼きます。
- 2.に[タレパート]を加えて両面に絡めながら焼きます。徐々に火を弱めて水気がなくなるまで焼けばできあがり。お好みで粉山椒を振って頂きます。 ※火を弱めるタイミングはタレが煮立って大きな泡が立ってくる頃合い。これより後だと焦げますし、これより前だと焼き時間が長くなって身崩れする可能性があります。
【一口メモ】
- 鰻にそっくりというキャッチコピーのパンガシウスの蒲焼きですが、結論から言うと、目隠しされてても鰻とは別の魚とわかります。けど、クセがなくて淡白なのでこれはこれで美味しいと思います。
- お約束ですが、白いご飯を丼によそってパンガシウス丼にしてもOK。美味しいですよ。
- 魚をソテーする場合下ごしらえでまぶす粉は薄力粉ではなく強力粉がお勧め。焼き上がりがこんがりと仕上がります。
- 蒲焼きも良いけど洋風にムニエルとかにした方が合ってる気がするなぁ。