関東ではがんもどきと言いますが、関西特に京都あたりではひろうすと呼びます。漢字で書くと飛龍頭。
なんだか凄そうな食べ物に思えます^^;
語源は一説によるとポルトガル語のFillos(小麦粉をこねて油で揚げたもの)から来ているとか。
懐石料理が確立された戦国末期に生まれた食べ物のようです。
がんもといえば、関東ではおでんの具材のイメージが強いですが、京都ではおばんざいの常連。
普段着の夕飯に当たり前に登場するアイテムです。
一番ポピュラーな食べ方はこんな風にはんなりと甘辛く炊く調理法ではないでしょうか?
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- ひろうす:1個
- おろし生姜:ひとかけ分
[煮汁パート]
- だし汁:200g(1カップ)
- 薄口醤油:18g(大匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- 味醂:18g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
【作り方】
- 出汁は昆布か昆布と鰹の合わせ出汁で浅めに引きます(煮立たせないようにしながら1分程度煮出すくらい)。
- 1.に[煮汁パート]の残りを加えてひと煮立ちさせ、ひろうすを加えて蓋をし、弱火で5分炊きます。
- 火を止めて自然に粗熱を取りながら煮含めればできあがり。食べる時にもう一度温めます。
【一口メモ】
- はんなりと優しい味です。生姜がぴりっと利いていて舌を冷やしてくれるので夏に食べても楽しい料理です。
- 一緒にきぬさやや人参を炊くと野菜も摂れてお得かも。
- 夏は冷蔵庫で冷やして冷たいおばんざいにしても良いかもしれませんね。