肉や魚を味噌を主軸にしたタレに漬け込む技法は食材を日持ちさせるという観点だけでなく味噌の風味が染み込むという利点もあって僕はぬか漬けより好きです。
西京漬けなんて名前を聞いただだけでヨダレが……(をい)。
味噌漬けは一種の漬物と定義できるわけですが、その歴史は案外古く平安時代にはあった技法だそうです。
とはいえ当時はもっぱら生魚を保存するのが目的で獣肉に使うようになったのは明治よりこちら。
案外に浅い歴史だと思います。
今はデパ地下などでそれなりに良いお値段で売られていて高級感を感じさせる肉の味噌漬けですが、所詮漬物。
家で作れないはずがないと思って作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:25分-
- 豚ロース(とんかつ用):2枚
- サラダ油:26g(大匙2)
[味噌床パート]
- 味噌(できれば赤味噌):72g(大匙4)
- 酒:30g(大路2)
- 味醂:36g(大匙2)
【作り方】
- を合わせて豚肉にたっぷり塗ります。そのまま常温で1時間おけば食べごろになります。更に漬け込む場合は冷蔵庫に入れましょう。
- 肉からスプーンかスパチュラを使って[味噌床パート]を丁寧に削ぎ落とします。 ※削ぎ落とした味噌床パートは使い回しが利くのでタッパに入れて冷蔵庫で保存しましょう。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ温まったら少し火を弱めて肉を入れ蓋をします。片面2分くらいずつ両面に焦げ目が付くまで焼けばできあがり。
【一口メモ】
- 僕はもともと魚の味噌漬けが好きなのでこれもありです。味噌の甘みと酸味のない混ざった風味がお肉ともバッチリ好相性ですよ。
- [味噌床パート]はだいたい3回くらいは使いまわしできるようです。冷蔵庫か場合によったら冷凍保存しておいて使う前に解凍しましょう。
- 鶏肉を使ってももちろん美味しくできます。もも肉、胸肉、ささみ、いろいろ試してみてください。ちょっと贅沢に牛肉を使えば変わり種のステーキが楽しめます。
- 同じ配合の味噌床で野菜も漬けることができます。味噌漬けの焼き野菜はいつもの野菜炒めとは一味違って楽しいですよ。