我が家には常備食材とも言うべき定番野菜があります。
まずは基本の根菜3種。
じゃがいも、玉ねぎ、人参。
それ以外に季節によって夏なら茄子、トマト、きゅうり、かぼちゃ。
冬なら大根、白菜、ほうれん草。
加えて椎茸、しめじ、エリンギなどの茸類。
だいたいこれらの野菜はいつ冷蔵庫を覗いても何かしら在庫があります。
で、切らしたものは週末の買い出しで買い足されます。
それとは逆にめったに買わない野菜というのもありまして、別にマイナーな野菜でもないんだけどそういえばほとんど買わないなというものもあります。
その一つがさやいんげん。
八百屋に並んでいても普段は手に取ることすらありません。
2021年の暮れ。
おせち料理の1品に緑の色目が欲しくてさやいんげんをチョイス。
買い物に出かけたついでに八百屋で物色しました。
で、改めて気づいたのです。
さやいんげんって地味に高い。
僕が行く八百屋の商品は1パッケージが100円前後に設定されているものが多いのですが、さやいんげんは198円でした。
その店が特別高いのかと思って他の店も見て回ったのですがどの店も似たような価格設定。
さやいんげんって意外に高級な野菜なんだ──僕の中でこの野菜の認識が改まりました。
年が明けておせちも底をついた時、冷蔵庫に残っていたその高級野菜を使ってこんなごちそうを作ってみました。
きちんと手を合わせて食べなきゃな^^;
【材料】(2人分)
-調理時間:7分-
- 豚ロースまたはもも肉薄切り:150g
- さやいんげん:10枚くらい
- 生姜:スライス1枚
- 刻みネギ:10cm分
- ごま油:12g(大匙1)
[豚肉の下味パート]
- 酒:5g(小匙1)
- 片栗粉:9g(大匙1)
[調味料パート]
- 水:50g(カップ1/4)
- 鶏ガラスープの素:小匙1
- 酒:15g(大匙1)
- ホワイトペッパー:少々
【作り方】
- 豚肉は食べやすい大きさに切って[豚肉の下味パート]をまぶします。さやいんげんは半分に切ります。生姜はみじん切りにします。
- フライパンにごま油を入れて中火にかけ豚肉を加えて色が変わるまで炒めます。これにさやいんげん、生姜、刻みネギを加えて1分炒めます。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡めながらとろみが付くまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- なんか背筋がしゃんと伸びるような炒めものです。全体的に中華の味付けなのですが生姜のキリッとした風味が良い仕事をしています。
- 冷めても美味しいので夕飯のおかずだけでなくお弁当のお菜にもオススメですよ。
- 更に本格的に作るには揚げ油を温めて低温で豚肉を30秒、高温にしてさやいんげんを30秒素揚げにしてください。中華料理の油通しという技法ですが炒め物のシャキシャキ感が段違いに良くなります。それは面倒だという方はサラダ油大匙2を加えた水を沸騰させて1分肉とさやいんげんをくぐらせても同じ効果が得られます。
- 茹でた人参や茸類を足すと更に賑やかな一皿になります。細切りにして茹でたじゃがいもを加えると腹持ちも良くなりますよ。