大阪のとある老舗の鉄板焼屋のご主人は苦労人でした。
戦時中、大陸でソ連の捕虜となり辛酸を舐めたとか。それでも商売人だなぁと思うのは現地の兵隊たちが食べていた料理を覚えていて復員後、それをアレンジしたものを店で出したのだとか。
彼の店の名前は「本とん平」。
やがて店の看板メニューになるその料理はとん平焼きと名付けられました。
今では関西を中心に鉄板焼屋だけでなく居酒屋でも定番のメニューですね。
あまり文献がなくて謎なのですがオリジナルになったソ連人が食べていた料理ってどんなのだったのかな?
なんか、ソ連人が鉄板で粉ものを焼いている絵ってちょっとシュールなんですけどね^^;
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 豚肉(できればバラ):150g
- 卵:2個
- キャベツ:1/8玉
- サラダ油:12g(大匙1)
- 塩、ブラックペッパー:少々
- お好み焼きソース:適宜
- (お好みで)マヨネーズ:適宜
- 青のり、削り節:適宜
【作り方】
- キャベツは千切りにします。豚肉は食べやすい大きさに切ります。
- フライパンにサラダ油の半量を入れて中火にかけ豚肉と塩、ブラックペッパーを加えて色が変わるまで炒めます。キャベツを加えてしんなりするまで炒め皿に取り分けます。 ※盛り付けは楕円形になるように盛りましょう。
- 卵を卵黄と卵白に分け、卵白を30秒間泡立てて軽いメレンゲ状にします。これに卵黄を加えてさっと混ぜます。
- フライパンに残りのサラダ油を加えて中火にかけ3.の半量を流し込んで蓋をし1分蒸し焼きにします。蓋を取ってフライ返しで掬い2.に載せます。同様に残りの卵を焼いてもう一方の皿に載せます。
- 4.の上からお好み焼きソースとお好みでマヨネーズをかけます。青のり、削り節を散らせばできあがり。
【一口メモ】
- シンプルだけど美味しいです。ただ、味はお好み焼きソースでほとんど決まりそう。市販のものはよくできていると思いますがアレンジとしてカレー粉やウスターソース、中濃ソース、オイスターソースなどをブレンドするとオリジナリティーが出せると思いますよ。
- なんかちょっと小腹が空いた時、お酒のアテが欲しくなったときなどにオススメ。ちょこっとお肉があればすぐに作れちゃいます。
- 野菜はキャベツ以外にもやしなどを加えるのが定番です。他にピーマンや玉ねぎ、きのこ類などを足すと栄養価が増やせるので冷蔵庫のありあわせでぜひ試してみてください。