柳川鍋あるいは単に柳川と呼ばれる料理は開いたドジョウとささがきにした牛蒡を割り下で煮て鶏卵で閉じた鍋料理です。
およそ1800年頃に浅草で生まれたそうです。
名前の由来はこの料理を創始した店の名前が柳川だったかららしい。
ドジョウといえば関東に来たばかりの頃、浅草に行った折に戴きました。
もっと泥臭いものかと思ったけど全然そんなことはなく板前さんの腕に敬服しました。同じ店で食べた鯉の洗いも美味しかったな。
本来はドジョウを使うのですが、ドジョウの代わりに肉などを使った料理も柳川風と呼んだりします。
しばらくコロナで出歩けないけれど仲見世通りの喧騒を思い出しながらこんな料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 豚ももスライス:150g
- ごぼう:1/3本
- 卵:2個
- 刻みネギ:20cm分
[割り下パート]
- だし汁:200g(1カップ)
- 味醂:36g(大匙2)
- 濃口醤油:27g(大匙1.5)
- 砂糖:4.5g(大匙1/2)
【作り方】
- ごぼうは洗ってささがきにし水に晒します。
- 1.をやっている間に豚肉は食べやすい大きさに切ります。卵はよくほぐしておきます。
- フライパンに[割り下パート]を合わせてひと煮立ちさせます。これに豚肉を広げながら入れます。更にごぼうをザルに揚げて水気を切り加えます。これを中火で3分煮ます。
- 3.に卵を流し入れ半熟になったら火を止めます。蓋をして2分蒸らせばできあがり。
【一口メモ】
- 味付けはすき焼きに似ているのでなんかちょっと贅沢な気分に浸れます。材料費は圧倒的にこっちが安いので普段着のおかずにピッタリ。
- 先にごぼうの支度をして水にさらしておきましょう。その間に残りの食材を切って割り下を沸かすと段取りが良いです。
- そぎ切りにしたささみで作っても美味しいですよ。あと、ご飯にかければ柳川丼になります。