イマドキは多様な中華料理が浸透しているので「好きな中華料理は?」と訊かれても答えは人様々な気がします。
けど、僕が子供だった昭和40年代に「好きな中華料理は?」って訊かれてもそもそも思い浮かぶ料理がすっごく限定的だったんじゃないかな。
点心なら餃子や焼売。
おかずなら酢豚か麻婆豆腐くらいしか出てこなかった気がするなぁ。
逆に言うと酢豚の味はあの頃には既に多くの日本人の舌に馴染んでいたわけで、昔なじみの中華料理と呼べるでしょう。
あの甘酸っぱい餡が好きだった人も多いと思うんですよね。
その甘酸っぱさはそのままにもう少し和食に寄せてこんな料理を作ってみました。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- 蓮根:1節(約100g)
- こんにゃく:半丁
- 豚ミンチ:50g
- ごま油:少々
- 水溶き片栗粉:9g(大匙1)分
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 砂糖:14g(大匙1.5)
- 酢:15g(大匙1)
- 水:100g(0.5カップ)
- 鷹の爪:半本
【作り方】
- 蓮根は縦半分に切り、更に7mm厚の半月切りにします。こんにゃくはスプーンでえぐるようにそぎ切りにします。「アク抜き不要」と書いていない場合は5分下茹でしてアク抜きします。
- 中華鍋かフライパンにごま油を入れて中火にかけ蓮根、こんにゃくを加えて蓮根が半透明になるくらいまで約2分炒めます。豚ミンチを加えて色が変わるまで炒めます。
- [調味料パート]を加えてひと煮立ちさせます。水溶き片栗粉を加えてとろみをつければできあがり。
【一口メモ】
- 甘酢っぱい餡が食欲を刺激してくれます。鷹の爪が良いアクセントになりますが辛いのが苦手な方は抜いてもOKです。
- 和食に寄せたのでトマトケチャップは使っていませんがケチャップを10g(小匙2)加えればかなり酢豚に近い味が出せます。
- 他にも玉ねぎ、椎茸、ピーマンなど酢豚に使いそうな具材を足せばにぎやかなおかずになりますよ。