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根菜の料理(和食)

さつまいもの甘煮

数年前のことですが、「昭和に戻りたくない理由」なんてスレッドが5ちゃんねるに立っておりました。

書き込みはあの頃はああだった、こうだったのオンパレード。

確かに今では考えられないことがいろいろありましたね。

その一つに「道端で商売ができた」というのがありました。

お祭りでもないのに怪しげな露天商が子供相手の商売をしていたりしました。

ちんどん屋なんて商売もあって賑やかな(というかやかましい)音楽を生演奏しながらビラを撒き散らしてました。

あれなんか、今やったら警察が飛んでくるんじゃないかしらん。

それから豆腐などはお店に買いに行くものじゃなくて売りにくるものでした。

もちろん豆腐はパックになんか入ってなくてこっちがボウルを持って行ってそれに入れてもらうシステムでした。

エコだったなぁ。

売りに来るのは豆腐だけじゃありません。

野菜だったり果物だったり、あと屋台を引いてやってくるラーメン屋なんてのもありました(あ、これは今でもあるか)。

で、誰が決めたわけでもないのでしょうが、そういったお店には定番の鳴り物がありました。

豆腐屋ならラッパ。

その音を聞きつけてお母さんたちが走っていくのです。

屋台のラーメンならチャルメラ。ホントにあの音楽を生で吹くのです。

そして鳴り物ではないけれど定番の呼び声というのもありました。

木枯らしが吹くと聞こえてくる「いーしやーきいも、おいも」という呼び声。

何度か母に買ってもらったことがありますがあの石焼き芋は美味しかった。

5ちゃんねるのスレッドを眺めながらそんなことを思いつつ、この料理を作ってお弁当箱に詰めましたっけ。

【材料】(3~4人分) 

調理時間:25分-

  • さつまいも:1本

[煮汁パート]

  • 砂糖:18g(大匙2)
  • 味醂:18g(大匙1)
  • 濃口醤油:6g(小匙1)
  • 塩:ひとつまみ
  • 水:200g(1カップ)

【作り方】

  1. サツマイモは皮付きのまま1.5cmの輪切りにし更に半月に切ります。これをたっぷりの水(分量外)に5分ほどさらします。
  2. 鍋に湯(分量外)を沸かし、1.のサツマイモを入れて中火で3分下茹でします。
  3. 2.をザルに揚げて水気を切ります。鍋にサツマイモと[煮汁パート]を合わせてひと煮立ちさせアルミホイルなどで落し蓋をして弱めの中火で15分煮ればできあがり。

【一口メモ】

  • 思わず頬がゆるむような甘さです。なんだかノスタルジックな味わい。さつまいもの甘さには昭和の頃に引き戻してくれる不思議なチカラがあるようです。
  • 少し甘めの味付けにしてありますがお好みで砂糖、味醂を加減してみて下さい。
  • レモン果汁など柑橘系の果汁を少し加えると風味が変わってまた楽しいですよ。
  • おやつのお茶請けにも良いですが、お弁当の副菜にもぴったりです。子どもたちが喜ぶこと請け合い。

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