店の入口が中世ヨーロッパ風の異世界とつながっているという風変わりな設定のファンタジー小説、「異世界居酒屋のぶ」。
作中のエピソードにイカ尽くしを出す回がありました。
店の常連で「鬼」の異名を取る衛兵隊の中隊長ベルトホルト。
屈強な元傭兵である彼の弱点はイカでした。
子供の頃に曽祖父から聞かされた巨大イカの話が恐ろしくて以来、イカが食べられなくなったとか。
ところが親戚筋にあたるイカ漁師の娘と見合いをすることになってなんとかイカを克服したい。
それを聞いた大将がイカを使ったいろいろな料理を出すという流れでした。
話の顛末は原作を読んで頂くとして、出てくる料理はどれも美味しそうだったんですよね。
イカそうめん、イカの生姜煮、沖漬け、塩辛。
中でもイカのすり身を揚げたイカ団子は美味しそうでちょっと前から食べたくてしょうがなかったのです。
馴染みの魚屋さんでヤリイカの刺し身が1パック198円(注:このブログを書いたのは2020年頃です。今ならグッとお高くなってるだろうなぁ)。
これは千載一遇というやつではと思って即購入。
念願のイカ団子を作りました。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- イカ:2杯
- 玉ねぎ:1/4個
- 卵:1/2個
- 片栗粉:18g(大匙2)
- 塩:1g(小匙1/6)
- ホワイトペッパー:少々
- 揚げ油:適宜
【作り方】
- イカと玉ねぎはざく切りにします。まず玉ねぎをフードプロセッサーにかけてしっかりみじん切りにし、イカを加えてすり身にします。 ※イカの食感を楽しみたい場合は粗めに粉砕したところで止めます。
- 揚げ油を180度に温めます。
- 2.をやっている間にボウルに1.と残りの材料を合わせて大きめのスプーンでよく混ぜ合わせます。
- 揚げ油が温まったら3.を大きめのスプーンで掬って投入。3分かけてからりと揚げればできあがり。
【一口メモ】
- 外側はカリッとしているのに中はトロトロ、ふわふわ。病みつきになりそうな食感です。よくこんな料理を思いついた人がいたな。
- このレシピの段取りポイントは揚げ油を早めに温め始めること。揚げ種の準備が整ったタイミングで温度が上がり切っているのが理想です。
- 汁物に投入してつみれ風にしても美味しいですよ。
- このレシピでは種に塩を加えていますが敢えて味を付けずに揚げて塩を付けながら食べるのもありです。