丼という料理は外食産業の発展とともに進化し、私たちの日常にしっかり根付いて来ました。
特に仕事がバタついて1分、1秒が惜しい時はご飯とおかずが同時に取れる丼ってありがたいですよね(って、もっと余裕を持って仕事しろよと言いたくもなるけど)。
丼に求められる要素は吉野家さんがキャッチフレーズにした通り「早い、旨い、安い」じゃないでしょうか。
一時期、牛丼業界を席巻する勢いで発展していた東京チカラめしさんが衰退した理由の一つはオーダーを受けてから既存の牛丼屋は丼によそうだけの工程なのに対して、肉を焼くという工程が入るため時間がかかってしまい店の回転が悪くなったからと分析する人もいます。
それくらい丼物屋さんにとって「早い」という要素は重要なのです。
ただ、家で食べる分には多少時間がかかっても誰も文句は言わないんじゃないかな。
今日のこの丼は材料費がお安めというのはお墨付き、調理時間だって10分切っているのでお家で食べる分には十分早いと思います。
んでね、とっても旨いのだこれが。
【材料】(1人分)
-調理時間:7分-
- ご飯:1膳分
- 鶏ささみ:2本
- 片栗粉:適宜
- サラダ油:少々
- 大葉:1枚
- (お好みで)白ごま、山椒:適宜
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 酒:7g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 砂糖:4g(大匙1/2)
【作り方】
- ささみは筋を取って観音開きにし、片栗粉を軽くまぶします。大葉は極細の千切りにします。
- フライパンにサラダ油を入れて中火にかけ、1.を重ならないように並べて片面1分ほど焼き色が付くまで両面焼きます。
- 2.に[調味料パート]を加えて炒り付けながら徐々に火を弱めて水気がほぼなくなるまで焼きます。焼き上がったら幅1cmの小口切りにします。
- 丼にご飯をよそい、3.を載せ大葉をトッピングすればできあがり。お好みのみで白ごま、山椒などを振ります。
【一口メモ】
- ささみは鶏の中で一番脂肪分が少ない部位ですので蛋白でヘルシー。甘辛い味付けともよく合って箸が進みます。自分的には山椒、ごまはあった方が良いかな。
- 多少のカロリーは気にならない方は2.の工程を少なめの油で揚げ焼きに変更してみて下さい。表面がカリッと仕上がって、また変わった食感が楽しめます。
- 今回、ご飯にあまり工夫を加えていないのですが梅肉と大葉を混ぜ込むとさっぱりするので照り焼きとのバランスが更に良くなるかも。