麺類のトッピングにはある種の縛りがあると思います。
例えばうどんにトンカツが載っていたらどうでしょう?ステーキは? ハンバーグは?かなり食べにくくてじゃまになると思います。
要は一口で食べきれないような大きな具材は向かないわけです。
そうなる理由の一端はうどんや蕎麦が汁に浸かっていることにあると思います。
汁に浸かっているが故に足場が不安定で具材を器に押し付けてカットするといったことができない。
これが丼だと話は変わってきます。
カツ丼、ステーキ丼、ロコモコ。
既に認知度も高いラインナップが世に登場しています。
スパゲティは麺料理の中でも基本的に汁なしのスタイルなのである意味、丼に近い自由度を持っていると言えます。
けど、パスタにステーキやハンバーグが合うかと言うと微妙。
「別々で食べた方が良くね?」と言われそうです。
スパゲティのトッピングやソースも麺に絡む具材が良いようでゴロゴロと麺の上に具材が転がっているというのはあまりよろしくないのかも。
じゃあ、じゃがいもは?具材としてあり? なし? なんか試してみたくなってこんなパスタを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- スパゲティ:100~120g
- アンチョビ:1枚
- じゃがいも:1個
- キャベツ:2、3枚
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- にんにく:ひとかけ
- 鷹の爪:半本
- バター:5g
[茹で汁パート]
- 塩:8g
- 水:600g(カップ3)
【作り方】
- [茹で汁パート]を鍋に入れてひと煮立ちさせスパゲティをパッケージの規定時間-1分茹でます。
- 1.をやっている間にじゃがいもは皮を向き1cm角のさいの目に切って電子レンジの500ワットで2分チンします。アンチョビはみじん切りにします。キャベツはざく切りにします。にんにくはスライスにします。鷹の爪はキッチンばさみで小口切りにします。
- フライパンにオリーブオイル、アンチョビ、にんにく、鷹の爪を入れて弱火にかけ香りが立つまで炒めます。これにキャベツを加えて中火にし、しんなりするまで炒めます。更にじゃがいもとパスタの茹で汁をお玉1杯分加えて水気がほぼなくなるまで茹でます。
- 茹で上がったパスタをザルに揚げ3.のフライパンに投入して中火にかけトングを使ってよく和えればできあがり。
【一口メモ】
- じゃがいもがほっくほく。アンチョビとにんにくのクセのある匂いも病みつきになります。
- 具材の構造はいわゆるアンチョビポテトです。意外とパスタに合わせても違和感がなかったのでびっくりしました。じゃがいもだけだと決して良い相性だとは思えないのですがアンチョビが橋渡しをしてくれていますね。
- お好みで粗挽きブラックペッパーや粉チーズを振ってみてください。タバスコを振っても楽しいですよ。