僕が子供の頃、パスタはまだスパゲティと呼ばれていてケチャップをまぶした洋風の麺類でソーセージやハムが具になっているイメージでした。
それがバブル経済を背景にしたグルメブームが到来し、誰もスパゲティと呼ばなくなった頃から唐突に多彩なパスタソースが登場しました。今ではスーパーの棚にみっしりとレトルトパックのケースが並ぶようになっていますね。
って、それは僕の主観で、実は郷里の神戸でもボルカノなんて老舗のスパゲッチ(←ボルカノのメニューにはこう表記されているのだ)専門店は昭和の始めころから商売をやっていたらしく、僕の知らないところで、子供の頃から多彩なパスタ料理を出す店は存在したようなのですけどね。
とまれ、時代は旧来のパスタソースに飽き足らず、身近な素材を使って新しいパスタ料理が普通の家庭でも生み出される段階に来ているんじゃないかと思うのです。今日の料理もそんな思い付き料理のひとつ。パスタは案外、和の食材とも合いますよね。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- スパゲティ:100~120g
- 塩鮭:一切れ
- 酒:5g(小匙1)
- 納豆:1パック
- 刻みネギ:少々
- 塩、ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 鍋に水と塩、オリーブオイル(分量外)を入れて沸騰させスパゲティを入れてパッケージに記載された時間-1分茹でます。
- 1.をやっている間に塩鮭を耐熱皿に入れ酒を振ってラップにかけます。これを電子レンジ500ワットで2分チンします。皮と骨を取り身をほぐして更に1分チンします。
- 納豆に添付のタレ、辛子などを加えてよく練ります。
- 鮭の皮をフライパンで素焼きします。火を止めて鮭の身、納豆を加えてよく和えます。
- 茹で上がったスパゲティをザルに揚げてよく水を切り、4.のフライパンに投入します。更に茹で汁大匙一杯を加えてトングでよく和えます。味を見て薄ければ塩、ブラックペッパーで味を整えます。これを皿に盛り付け刻みネギを散らせば出来上がり。
【一口メモ】
- なんか、コンビニのおにぎり的発想ですが塩気が利いていて美味しいです。調味料を準備しなくてもちょうどいい塩梅の味が付くのでお手軽感が嬉しいかも。
- 鮭はこのレシピでは蒸し焼き風に調理していますが、グリルで炙っても美味しいと思います。皮は素焼きする時、跳ねることがあるのでご注意を。
- 野菜が少し足りないので千切りにしたキャベツをバターで炒めて加えると良いかもです。