酒飲みの性で僕は普段甘いものをあまり食べません。
例えばチョコレートなども買って食べた記憶がほとんどなく食べるとすれば年に一度、バレンタインに嫁がくれた時くらいでした。
そのバレンタイン・チョコすら僕があまり進んで食べないのを見ていつの頃からかくれなくなっちゃったな(笑)
このように世の中にはもらったら食べたり飲んだりするけれどわざわざ自分で買ってまで食べないものというのは案外あると思います。
例えばご当地レトルトカレー。
横浜に住んでいた頃、近所のスーパーはこれに力を入れていて全国の珍しいカレーが棚いっぱいに並べられていました。
ただ、お値段は4、500円くらいから。
高いものは千円くらい。
高級食材や珍しい材料を使ったカレーは十分興味を惹かれるものでしたがいつも素通りしてましたね。
あるいはクラフトビール。
レトルトカレー同様、地ビールも全国津々浦々で売りに出されていますがいかんせん良いお値段がする。
ちょっと飲んでみたい気もするのですがなかなか手が伸びません。
買うとしたらどこかに旅行に行った時のお土産くらいかな。
それでなければ誰かから贈られるか懸賞で当たった時くらいしか飲むことはない気がします。
そんな『わざわざ自分で買ってまで飲食しないもの』のオンパレードが到来ものです。
到来物(とうらいもの)とは、人様から贈られた品物、よそからのもらい物、いただきものを意味する言葉です。
一番に思い浮かぶのはお中元とかお歳暮かな。
僕の実家は親戚との交流がわりと盛んな家庭でしたので毎年かっちりとした箱に入った何かが盆と暮れには届いておりました。
まだ子供だった頃の話なのにあの箱を開ける時の高揚感はよく覚えています。
で、中身がハムとかお菓子だったら歓声を上げるのですがビールとかだとがっかりしたりして。
高級なサラダ油だったりした日にはあからさまに「ちぇっ」とか生意気なことを言ってたりしたな。
今考えればビールだろうがサラダ油だろうがたぶん人様に贈っても恥ずかしくない、きっと良いお値段だったんだろうなと思い至り自分の不遜を猛省しております。はい。(笑)
そういった到来ものはいただいた人が慌てて食べなくても良いように日持ちのするものが多かったように思います。
高級缶詰の詰め合わせなんてのも定番だでした。
で、お歳暮とかではないのですが去年の暮れおせち料理に使うつもりでカニ缶を買っておいたのです。
一応、高級缶詰の部類だよな。
ところが年末に熱を出してぶっ倒れたので献立を大幅に削ることになり気が付くと1月半ばを過ぎてもまだカニ缶が未開封のまま残っておりました。
『わざわざ自分で買ってまで飲食しないもの』ではありますが既に家にあるのなら使わないともったいない!
ということでちょっと贅沢なパスタを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- スパゲティ:100~120g
- カニ缶:30~50g
- 春菊:1/3株
- オリーブオイル:6g(大匙1/2)
- おろしにんにく:ひとかけ分
[餡パート]
- 水:120g
- 塩昆布:2、3枚
- 干し貝柱の素:小匙1/2なければ同量の鶏がらスープの素
- マスタード:小匙1
- 白ワイン:15g(大匙1)
- レモン果汁:10g(小匙2)
- 水溶き片栗粉:6g(小匙2)分
[茹で汁パート]
- 水:600g(カップ3)
- 塩:6g
【作り方】
- [茹で汁パート]を鍋に入れて強火でひと煮立ちさせます。スパゲティを加えてパッケージに記載された時間-1分茹でます。茹で上がったらザルに上げます。。
- 1.と並行して塩昆布はキッチンバサミで細切りにします。春菊はざく切りにします。
- 小鍋にオリーブオイルとおろしにんにくを入れて弱火にかけます。香りが立ってきたらカニ缶を加えて中火で1分炒めます。
- 3.に[餡パート]の水溶き片栗粉以外を加えてひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。更に春菊を加えてさっと混ぜ火を止めます。 ※春菊は火を通し過ぎると苦みが出るので最後に加えてすぐに火を止め余熱で火を通します。
- スパゲティを深皿に盛りつけ4.を回しがければできあがり。
【一口メモ】
- 水溶き片栗粉でとろみを付けた餡は一見中華風に見えますがオリーブオイルで炒めたにんにくを利かせてレモンとマスタードで酸味を付けたのでしっかりイタリアンしています。ふわっと香るカニの風味がなんとも贅沢だな。
- 付け合わせ的なポジションになる野菜はちょっと主張の強い風味がほしくて春菊をチョイスしました。ほろりと苦いテイストが良いアクセントになっています。
- にんにくはスライスを使うか迷ったのですがおろして餡に馴染ませた方が均等に風味が交じり合って良い感じになると思います。