江戸時代、年貢の対象にならない商品作物や特産品に力を入れて藩を富ませようとした藩主は多かったようです。
その特産品が今でも脈々と続きその土地土地の名産品として全国に知られているものが数多あることはよく知られています。
これを今の時代に当てはめると『地域活性化』、『町おこし』、『商店街の活性化』といった活動にあたるのでしょうか?
バブルの頃に乱立したテーマパークも狙いはこういった振興策の一環というカラーが濃かった気がします。
長引く不況のせいか多くのリピーターを得るためにはよりお手軽で利用者の金銭負担が小さいアイテムがターゲットになる傾向があるように思います。
その最たるものは食べ物ではないでしょうか?
『ここでしか食べられないよ!!』などといった看板を見ると自分などはついつい暖簾をくぐっちゃいます^^;
こうしてここ十数年、ご当地グルメと呼ばれる新しい特産品が数多誕生しました。
ただ、その大半の寿命は短く、中には評判にもならなかったものもあったのではと思います。
そのご当地グルメが『にわか』で終わるのか『定番』になりあがるのかは作る側のみならず、はからずもその料理のファンになった多くの人の耳目を集めるところなのでしょうね。
で、この『つけナポリタン』は、あの焼きそばで有名な富士宮市のすぐ近く富士市のご当地グルメです。
テレビ東京とタイアップして開発したこの料理の特徴は『つけ麺スタイルのパスタ』です。誕生から4年目ですが、テレビ番組に登場したり、ナポリンというマスコットキャラを作ったり、日清食品からチルド麺として販売されたりなかなかプロモーションに力を入れている模様。
2012年にはついにB-1グランプリ初出場を果たしました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- スパゲティ:100g~120g
- 桜海老:適宜
- にんにく:半かけ
- オリーブオイル:適宜
- ドライパセリ:適宜
[スープパート]
- トマトジュース:100g
- トマトケチャップ:15g
- 鶏ガラスープの素:2g
- 粉チーズ:少々
- (お好みで)レモン汁:少々
【作り方】
- スパゲティをパッケージの規定量より1分短く茹でます。
- 1.をやっている間に[スープパート]を合わせてよく混ぜ電子レンジの強で1分チンします。フライパンにオリーブオイル、桜海老、スライスしたにんにくを入れて弱火にかけじっくり炒めます。
- 茹で上がったスパゲティをざるに揚げ水気をよく切ってオリーブオイルを振りよくまぶします。これを2.のフライパンに入れて強火でさっと炒めお皿に盛付けます。上からパセリを振ればパスタのできあがり。[スープパート]に粉チーズとお好みでレモン汁を加えて戴きます。
【一口メモ】
- ちょっと甘めですが美味しいです。何より蕎麦を食べるようなスタイルで食べるパスタが新鮮です。
- スープは本来トマトベースのダブルスープ(2種類の食材で出汁を採ったスープ)とのことなのでもっと複雑な味だと思います。ただ、このインスタントチックな味が如何にも『喫茶店のナポリタン』って感じで良いのです。
- トッピング、具材は自由なのだそうですがつけ麺というスタイルを考えるとシンプルなものが合いそうです。桜海老、ちりめんじゃこなどがお薦めかも。