バトル料理アニメ「食戟のソーマ」に登場した料理にうずらを丸ごと使ったものがありました。
中に卵を絡めたリゾットが詰められているのですが、主人公は「これ、親子丼なんすよ」と説明します。
親子丼の構成要素は鶏肉、卵、ご飯、玉ねぎ、割り下の5つ。
それを全て満たしているというのです。
これを観た時、料理そのものよりも「料理を構成要素に分解する」という発想に感心しました。
主人公は一度、親子丼を構成要素に分解した上で、フランス料理の皿の上でそれを再構成したんですね。
この発想って、あらゆる料理のアレンジに応用できるじゃんと思いました。
たとえばラーメン。
ラーメンの構成要素は麺、スープ、薬味(にんにくや胡椒など)、そしてトッピング。
そのどれかを他のものに置き換えれば新しい料理が生まれる。
たとえば麺をそうめんに変えてみる?
うどんに変えてみる?
スープを味噌汁にしてみる(醤油ラーメンしかなかった時代に味噌ラーメンの発想はこうして生まれました)?
トッピングに洋食の食材を使ってみる? などなど。
美味しいかどうかは別としてアレンジのバリエーションは無限に広がりそうです。
今日のラーメンもそんな発想から生まれた料理です。
【材料】(1人分)
-調理時間:5分-
- 袋入りラーメン(醤油味):1袋
- じゃがいも:1個
- サラダチキン:スライス数枚(スモークがお薦め)
- 刻みネギ:適宜
【作り方】
- 小鍋に規定量のお湯を沸かします。
- 1.をやっている間にじゃがいもは皮を剥いて3mm程度のスライスにします。サラダチキンは少し集めにスライスします。
- 2.のじゃがいもを沸騰した1.に入れて3分茹でます。
- 2.にラーメンを加えてパッケージの記載通りに作ります。丼によそってサラダチキンをトッピングし、刻みネギを出来上がり。
【一口メモ】
- じゃがいもは茹ですぎないのがコツ。シャクシャクした食感がアクセントになってラーメンと何か別の料理を同時に楽しんでいる気分になれます。そして、腹持ちがとっても良いです。
- ホントはねグラタン・ド・フィノワーズのようにじゃがいものデンプンでとろんとしたスープになることを期待していたのです。けど湯の量が違いすぎた。ひたひたの水で茹でてとろみを出してから伸ばしたらどうだっただろ?
- 袋入りラーメンはそれだけで食べるとちょっと味気ないもの。こんな風に自由に具材を足すとたまに思わぬ発見もあって楽しさが広がっていきますよ。