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ラーメン(アジアの麺類含む)

鶏三昧塩レモンラーメン

週末毎に行ったことのない飲食店を巡って見たこともない料理を堪能するのは僕のささやかな楽しみです。

とはいえ軍資金は知れているので行くお店はラーメン屋、定食屋、町中華など大衆的なお店ばかりなのですけどね。

中でもラーメン屋はけっこう好きでネットでまだ見ぬ店を見つけては足を伸ばしています。

こういう時、自転車はホント便利。

で、あちこちのラーメン屋さんを回っているうちに店のメニューに共通点があることに気づきました。

  • まず基本のラーメンがあってこれの価格は多くの店で1000円以内に抑えられている。
  • 次にチャーシュー、味玉を個別に追加トッピングしたメニューがある。店によってはこれも1000円以内で頑張っている。
  • 更に店によっては葱多め、海苔追加など他のトッピングを追加できるメニューもある。
  • 最後にラスボス的な位置づけとしてトッピング全部載せのメニューが控えていてこれは軽く1000円を超えていてその価格設定が却ってご褒美感を演出している。

要は多くのラーメン屋のメニューは出世魚的な構成になっていてそのトップに君臨する「全部載せ」を客たちは憧憬のまなざしで見るようにできているのです。

中には「そういう厚化粧的なラーメンは邪道だ」と言わんばかりに素ラーメンに近い基本のラーメンにしか手を出さない一派もあるようですが僕は素直に「全部載せ」が良いなぁと思っちゃう派です。

だって店のご主人はひとつひとつのトッピングに心血を注いでいるし、下品になりかねないド派手な取り合わせなのに決してトッピング同士がケンカしないよう細部まで配慮が行き届いているのは店主の手腕のなせる技だと思うからです。

あれは一種の芸術品だな。

とはいえ最終的にはお財布と相談になりますからいつもいつも全部載せを頼めるわけではありません。

だからせめて家で袋入りラーメンを作るときくらいは思いっきりトッピングに凝りまくって贅沢な一杯を楽しみたいな──なんて思うわけです。

【材料】(1人分) 

調理時間:2時間3分-

  • 袋入りラーメン(塩味):1個
  • レモン果汁:5g(小匙1)
  • 鶏もも肉または胸肉:200g
  • 卵:1個
  • 蕎麦の返しまたはめんつゆ:小匙2
  • 刻み葱:少々

[ローストチキンパート]

  • ケイジャンスパイス:小匙1/2
  • 粗挽きブラックペッパー:少々
  • サラダ油:4g(小匙1)

[鶏チャーシューパート]

  • 塩、ブラックペッパー:少々
  • ローズマリー:ひとつまみ

【作り方】

  1. 小鍋に水と卵を入れて中火にかけます。沸騰したら火を弱めて7分茹でます。これを冷水に投入して急冷し殻を剥きます。卵をビニール袋に入れて盃に収め蕎麦の返しを加えて口を縛ります。これを冷蔵庫に入れて放置しておきます。 ※卵は必ず水から茹でましょう。熱湯に卵を放り込むと殻が割れることがあります。茹で時間は7~7分半くらいで半熟になります。
  2. 鶏肉は2等分します。片方に[鶏チャーシューパート]をまぶしてジップロックに詰めて炊飯器に入れひたひたのぬるま湯(分量外:沸騰させている必要はありません)を注ぎます。そのまま保温モードにして2時間置きます。
  3. 1.の鶏肉のもう一方と[ローストチキンパート]をフライパンに合わせて良くまぶします。これをごく弱火にかけて10分焼きます。更にひっくり返して5分焼きます。鶏肉を皿に取りフライパンに残った鶏の脂(鶏油(チーユ))も取っておきます。
  4. ラーメンに添付の粉末スープの半量を小鍋に入れパッケージに記載の半分の量の水とレモン果汁を加えてひと煮立ちさせておきます。並行して麺を茹でる湯(分量外)を沸かして麺をパッケージに記載の時間-1分半くらい茹でてざるに揚げ湯切りします。
  5. 4.をやっている間に鶏肉は食べやすい大きさに卵は横半分に切っておきます。丼に麺を入れ鶏肉、卵をトッピングします。丼の縁から沸かしなおしたスープを注ぎ鶏油を加えます。刻み葱を散らせばできあがり。

【一口メモ】

  • もはやインスタントってなんだっけ? と言いたくなるレベルの贅沢なラーメンになっちゃいました。コンセプトは親子丼。2種類の味が楽しめる鶏料理と味玉のコラボレーションをお楽しみください。キリッとレモンの酸味が利いたスープも楽しいですよ。
  • このレシピではラーメンの減塩対策をしています。まず別茹でした麺の茹で汁を捨てることで麺に含まれる塩分を大幅カット。更にスープは半量にしてあるので全部飲んでも半分のスープを飲み残したのと同じ効果が得られます。
  • 残った粉末スープは炒め物や炒飯の味付けに転用しましょう。このラーメンを作った日の夕飯には粉末スープを使った塩麻婆豆腐を作りました。基本的に鶏がらスープの素と同じように使えると思ってもらえれば間違いありません。
  • トッピングは他にもネギ、海苔、メンマ、鳴門など手持ちの食材で豪華に飾ってください。変わったところでは炒めた茸類も美味しいですよ。気を付けるポイントはひとつ。麺のじゃまにならいように気を配ること。原則、麺より硬い食感のトッピングはおススメしません。どうしても使いたい場合は一口で食べられるサイズに切ってください。
  • 少量の調味料で卵を漬け込むためにはぴっちりとした容器に卵を立てることでビニール袋と卵の間に空間を作らないことが肝心です。卵は意外と小さいものなので湯呑みなどよりも盃をエッグスタンド風に使って立て時々上下を返しながら漬け込むのがおススメです。

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