世の中には名前で所在地を誤解されやすいランドマークや名物というのがあるようです。
有名どころでは東京ディズニーランドかな。
名前に反して所在地は千葉県です。
僕の郷里の名物「神戸牛(神戸ビーフ)」も神戸で育てられた牛ではありません。
生産地は兵庫県但馬(たじま)地方だったりします。
似た話で名前がまぎらわしいわけではないのですが所在地を勘違いされ易いランドマークもあるようで甲子園球場も大阪市にあると思っている人がいるみたい。
実際は兵庫県西宮市にあります。
同じく阪神競馬場も大阪市にあると勘違いされることがあるらしい。
そういえば「こち亀」の両さんのセリフに大阪市と書かれていてびっくりした覚えがあります。
あの競馬好きな両さんが競馬場の所在地を間違えたらダメでしょうw
では、阪神競馬場はどこにあるかというとトラックの半分は西宮市で残り半分は宝塚市なのです。
ここで開催される上半期〆の重賞レースの名前が「宝塚記念」なのは場所柄にちなんだものです。
えと、なんの話をしているかというと長女が生まれて僕は生まれて初めてマンションを買いました。
そのマンションが阪神競馬場のすぐそばだったんですね。
なので僕は引っ越しと同時に宝塚市民になりました。
わが家はそのマンションの9階にあったのですが競馬場のトラックがまるっと見通せるベストポジション。
家で双眼鏡片手にビールを飲みながら競馬が観戦できるファンには夢のような住まいだったのです。
とはいえ僕は競馬はやったこともないし興味もなかったので宝の持ち腐れも良いところだったのですが新居の所在を聞きつけた職場の競馬好きな先輩が酒を持って早々に遊びに来られました。
ご丁寧に朝イチで一日分のレースの馬券を買い込んでからwその先輩は「将来は仕事を辞めて焼鳥屋をやるぞ」が口癖の人でしたので観戦の合間にはお互いに料理を作り合ってビール片手に試食会を楽しみました。
その時、先輩が披露してくれたのが「ラーメン炒飯」。
袋入りラーメンに付いている粉末スープを使うと絶品の炒飯ができるというもので実際これがすげぇ美味しかったのです。
袋入りラーメンのスープは中華炒めに転用できるという知識を得たのがその日一番の収穫だったかも。
その知識を活かして今でも時々、こんな料理を作ったりしています。
ちなみに先輩のその日の戦績は……
馬券の正式名称は「勝馬投票券」というのだそうです。
けど、先輩が買ったのはどれも「負馬投票券」だったようで全て我が家のごみ箱に収納されて次の燃えるゴミの日に出されることになりました。
長らくお会いしていないけど元気にしておられるかな>先輩
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- 鶏もも肉:100g
- キャベツ:3~4枚
- バター:10g
- オリーブオイル:4g(小匙1)
- にんにく:ひとかけ
- 酒または白ワイン:15g(大匙1)
- 袋入りラーメンスープ(塩味):1/4袋分
- ホワイトペッパー:少々
【作り方】
- 鶏もも肉は一口大に切ります。キャベツはざく切りにします。にんにくはみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火にかけます。にんにくの香りが立ってきたら鶏肉を皮目を下にして重ならないように並べ中火で1分焼きます。鶏肉をひっくり返してキャベツを上に被せ更に1分焼きます。
- 2.にバターを載せて酒または白ワインを振り蓋をして中火で3分蒸し焼きにします。
- 3.の蓋を取って袋入りラーメンスープ、ホワイトペッパーを加え和えるようにさっと炒めればできあがり。
【一口メモ】
- めっちゃ複雑な風味の絶品中華炒めに仕上がります。といっても料理人の技量による手柄ではありません。ひとえにインスタントラーメンの粉末スープがよくできているからなんですよね。
- 袋入りインスタントラーメンのスープは飲み干すと塩分過多で体に良くないと言われます。なので最初から水と粉末スープを半分の量で作って麺は別茹でにして(こうすると麺に含まれる塩分も抜けます)戴くのが吉。残った粉末スープはこんな風に中華炒め全般に転用できるんですよ。
- ラーメンの粉末スープを炒め物に転用する場合、一人前の分量の目安は約1/4袋くらい。ちょっと物足りないと感じるくらいが飽きずに食べられて塩分も控えめにできます。
- お好みで豆板醤を加えてピリ辛にしたり、粗挽きブラックペッパーを使ってスパイシーにしても楽しいですよ。