大学時代、岡山駅西口にある奉還町商店街の中に体育会系の学生に絶大な人気を誇る中華料理屋がありました。
と・に・か・く、量が多い。
定食は基本、ご飯+スープ+おかずの3品なのですが。それぞれが洗面器かと見まごう皿に入って出てくるのです。
酢豚定食なんて巨大な豚の唐揚げがこれでもかというくらい転がっていて見た瞬間に「ごちそうさまでした」と言いたくなるヴィジュアルでした。
量もさることながら食べ続けると飽きてくるので2、3人で行って別々の定食を頼んで、おかずをシェアするのがセオリーだったなぁ。
ある時、先輩が独りで果敢に酢豚定食に挑戦して次の日には入院したなんてこともありましたっけ(をい)。
1980年代、昭和の昔だから許されたおおらかさだったのかな。
卒業してからだいぶ経った頃、風の便りに聞いた話では料理を残してしまう学生が続出してボリュームダウンしたそうです。
更に、さっきぐぐってみると今は中華料理屋もやめて昼間限定のうどん屋をやっているそう。時代の流れですねぇ。
けだし、あの頃の学生はよく食べたような気がします。
とはいえ、令和の今もボリュームをウリにする店は一定数あって肉をたっぷり使ったこんな丼が看板メニューになっているお店もまだまだあると思います。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ご飯:茶碗大盛り1杯分
- 豚バラスライス:80g
- 玉ねぎ:1/8個
- 卵:1個
- 刻みネギ:少々
- サラダ油:少々
- にんにくみじん切り:一かけ分
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 砂糖:9g(大匙1)
- オイスターソース:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- 粗挽きブラックペッパー:小匙1/2
【作り方】
- 豚肉は1cm幅の小口切りにします。玉ねぎは細切りにします。
- フライパンにサラダ油とにんにくみじん切りを入れて中火にかけます。香りが立ってきたら豚肉と玉ねぎを加えて肉に焼き色が付くまで炒めます。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡めながら水気がほぼなくなるまで炒めます。これにご飯を加えて火にかけたまま混ぜ込みます。
- 3.を丼に盛って真ん中をくぼませます。卵を割り込んで刻みネギを散らせばできあがり。わしわしとよく混ぜながら食べてください。
【一口メモ】
- 濃厚な甘辛でガッツリ胃を満たしてくれる男飯! って感じの丼です。けど、もちろん女子にもオススメですよ。
- 元々はツイッターで見かけたレシピですがにんにくのみじん切りをプラスして調味料も僕好みに少しアレンジを加えています。
- [調味料パート]にすりごまを入れて仕上げにも煎りごまを振ると風味が変わってまた楽しいです。
- 手持ちがあれば砂糖の代わりにはちみつ11g(大匙1/2)を使ってください。風味がぐんと良くなります。
- 卵はお好みで卵黄のみ使用というのもありだと思いますが、僕は卵かけご飯が好きなので全卵を使っちゃいます。