ドラマ「おしん」の作中でおしんの生家の困窮を象徴する料理として「大根めし」というのが登場していました。
ごはんのかさ増しに大根と大根葉を加えたもの。奉公先の大奥様に命じられておしんが作り旦那様一家みんなで食べたけどみんななんじゃこりゃというまずそうな顔をしていましたね。
以前、僕も作ったことがあるのですが調味料から何から良いものを使ったからか「いや、普通に美味しいのでは」と思ってしまった記憶があります。
大根が葉を落とした状態と葉付きの2種類で売られていたら僕は迷わず葉付きを買うのですが(いや、なんか得した気分になるので^^;)、案外この葉を何に使うかで持て余してしまうことがあります。
普通に葉野菜として使えば良いのですがおひたしなどにしようにも分量がちょっと足りないんですよね。
その点、菜めしはご飯の友のような位置づけで大根葉を使うので塩梅が良いのです。
【材料】(2人分)
-調理時間:3分-
- ご飯:2膳分
- 大根葉:1本分
- ごま油(炒め用):少々
- 塩:3g(小匙1/2)
- ごま油(仕上げ用):少々
【作り方】
- 大根葉は1cm幅のざく切りにします。フライパンにごま油(炒め用)を入れて中火にかけ大根葉を加えてしんなりするまで炒めます。
- ボウルに塩と1.を入れてよく和えます。これにご飯を加えてしゃもじでよく混ぜます。ごま油(仕上げ用)を加えてざっくり混ぜればできあがり。
【一口メモ】
- 美味しい。なんか、こういう料理がごちそうに感じられてしまうあたり日本人ってなんて貧しいんだろうと嬉しくなります(褒め言葉)。
- 調味のポイントは先に大根葉と塩を和えてなじませておくこと要は菜めしにおける大根葉はふりかけのようなものでご飯自体には味がついていない体にしておくのがポイント。茶碗の中に味の強弱ができて食べるひとを飽きさせないのです。
- 最後にひとたらし加えるごま油がいい仕事をしています。香ばしい風味が食欲を盛り上げてくれるのだ。