1983年、僕は岡山大学に入学し下宿暮らしを始めました。
その暮らしもすっかり馴染んだ2年生か3年生になった頃だったかな。近所にコンビニエンスストアというものができたのです。
今はインターネットがあるので、それこそ東京や大阪でこんな店ができたらすぐに情報が届いていたと思うのですが、あの頃のニュースソースは新聞かテレビのみ。
そこでコンビニが紹介されていなければ都会ではとっくにこんな店があるんだよなんて知る由もなかったのです。
なので、できたてほやほやのローソンを見て、「なんか変わった店ができたな」と思った記憶があります。真夜中でもやってるって、言うほどニーズがあるのかななんてね。
当時の品揃えは今から思うとかなりプアーで値段も割高。なので夜中にどうしても必要なものが生じたときのみ利用、真っ昼間ならスーパーに行くだろうと思ってました。
そんな黎明期のコンビニでも既に充実していた商品がおにぎり。あの頃でも100円前後だったと思うので30年以上経った今もあまり値上がりしてませんね。
その中でもツナマヨは画期的でした。よくぞこの組み合わせをおにぎりの具にしようと思ったなと感心すること仕切り。これだけは当時からお気に入りのアイテムでした。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ご飯:1膳分
- ツナ缶:1個
- マヨネーズ:24g(大匙2)
- トマトケチャップ:15g(大匙1)
- 卵:1個
[甘酢あんパート]
- 水:120g
- 生姜:スライス1枚
- 人参:スライス2~3枚
- 中華スープの素:2g
- 醤油:10g
- オイスターソース:2g
- 酒:3g
- 酢:15g
- 砂糖:9g(大匙1)
- 水溶き片栗:片栗粉6g(小匙2))+水少々
【作り方】
- [甘酢あんパート]の野菜類を千切りにして水溶き片栗粉以外の材料を小鍋に合わせひと煮立ちさせます。これに水溶き片栗粉を加えてとろみを付けます。
- ご飯にツナとマヨネーズ、トマトケチャップを合わせてよく混ぜます。
- 卵を卵黄と卵白に分け卵白を30秒泡立てます。卵黄と合わせてフライパンで薄焼きにします。 ※卵白を泡立てることで卵一個でもふわふわのオムレツができます。
- 皿にご飯を盛り付け卵を載せて餡をかければできあがり。
【一口メモ】
- 元々はカニ玉があるならツナ玉があったって良いじゃないかという発想から試作したのですが、ガッツリ系のパワー飯に仕上がりました。
- その名の通りツナとマヨだけでツナマヨご飯を作ると重すぎて残念な味になります。ケチャップを加えるとことで酸味がアクセントになりコンビニの味に近づけますよ。
- それでも思ったよりご飯が重かった。今度は梅系(できればカリカリ梅)とかシソを混ぜ込んでみようかな。
- 甘酢あんはイメージしたのより甘さ控えめになったのでこのレシピでは砂糖を小匙1増やしています。これくらいでちょうど良いんじゃないかな。
- ご飯はツナだけだと単調になるのでみじん切りにした玉ねぎを熱いうちに加えて火を通すと良いかも。あとごまを加えたら風味が良さそうですね。