食戟のソーマ、スタジエール(研修)編で主人公の創真くんが学園OB四宮シェフが経営するフレンチレストランに研修に行く話があります。
そこでシェフ自らが供したまかない料理にはごぼうが使われていました。
シェフ曰く、第二次世界大戦当時の貧しい食事事情の記憶からか未だにフランスでは根菜が敬遠される。
日本とフランスという2つの母国を持つ自分だからこそ創作できる根菜料理、忘れられた野菜の料理があるはずだと。
根菜がフランス人に本当に敬遠されているかどうかは、残念ながらフランス人にほとんど知り合いがいないので知りません(嫁との共通の友人がフランス人と結婚してたな)。
ただ、日本でも太平洋戦争の記憶を食卓に引きずっている人は少なくなっているように、多くのフランス人もそのトラウマからは脱却してるんじゃないかなと想像したりはします。
少なくとも人参などはキャロットスープにしたり、人参のグラッセのようにガルニチュール(付け合せ)にしたりして案外日常の食卓に登場していると思うんですよね。
この料理も代表的な人参料理の一つ、定番家庭料理の人参サラダです。
【材料】(3~4人分)
-調理時間:10分-
- 人参:1本
- 塩:2g(小匙1/3)
- 白ワインビネガー:5g(小匙1)
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 人参は皮付きのまま千切りにします。これに塩を振って5分ほど置きしんなりさせます。
- 1.に残りの材料を和えればできあがり。タッパに入れて冷蔵庫で保存すれば一週間くらい保ちます。
【一口メモ】
- シンプルな分、飽きの来ない味です。夕飯のお菜に出す以外にお弁当の副菜にもピッタリ。特にそろそろ使い切らないといけない人参がある時にオススメです。
- 沖縄の人参にシリシリに似ていますね。けど、味付けは如何にもフレンチ。塩、酢、油の三点セットでドレッシングを作っています。
- お好みでくるみやレーズンを加えても美味しいですよ。あと、レモン果汁を少し加えると風味が爽やかになります。
- おかず以外におつまみとしても楽しめます。おススメのお酒は白ワインかな。