つみれ汁は江戸時代には作られていた歴史ある汁ものです。
名前の由来は「摘み入れる」が縮まったもの。
すりおろした魚の身などを沸かした汁に指で摘み入れて火を通す調理法から来ています。
具材を切って放り込むだけの汁物よりかなり手間がかかりますので僕はずっと敬遠していました。
けど、関西に戻ってきて久しぶりの昆布だしの旨さに感動した勢いで一度作ってみるかとトライすることにしたのでした。
【材料】(2人分)
-調理時間:12分-
- だし汁(昆布だし):400g(カップ2)
- 野菜類:大根、人参、ごぼう、椎茸、青菜など
[つみれパート]
- いわし:2尾
- 卵:1こ
- おろし生姜:ひとかけ分
- 味噌:6g(小匙1)
[調味料パート]
- 薄口醤油(なければ濃口醤油):9g(大匙1/2)
- 酒:10g(小匙2)
【作り方】
- いわしは頭とワタを取り三枚におろして皮を剥ぎます。これと[つみれパート]をフードプロセッサーに合わせて粉砕します。野菜類はお好みの切り方で食べやすい大きさに切ります。
- だし汁に[調味料パート]を合わせてひと煮立ちさせ野菜類を加えて弱火で10分煮込みます。
- 2.につみれをスプーンで掬って投入しつみれが浮いてきたらできあがり。
【一口メモ】
- これね、いわしをさばくのは面倒だし、フードプロセッサーやら何やらで洗い物は増えるしなのだけど……素晴らしく旨いのだ^^
- 昔はすり鉢ですりおろしていたのでしょうけどその手間に比べればフードプロセッサーを使うとかなり楽ちんです。
- だし汁は昆布だしがオススメ。はんなりと柔らかい旨みはかつおだしとはまた違った美味しさです。特別な日やお客様がいらっしゃるときなどにちょっと御馳走っぽい料理がほしくなったらぜひどうぞ。