職場の後輩に食に無頓着な男がおりましてその無頓着さぶりがしばしば話題になって食事に関するあまたの伝説を残しています。
たとえば「3日めのハンバーガー」伝説。
仕事が忙しすぎてまる2日何も食べていなかった彼が3日めに食べたのがマクドナルドのハンバーガー1個。
ビックマックでもダブルバーガーでもなく、チーズバーガーですらなくただのハンバーガー1個。
彼曰く「食事は面倒くさい」なのだそうです。
それだけでなく極度の偏食で肉しか食べない。
一緒に社員食堂でお昼を食べると野菜だけ残すのでかなり見苦しい。
「小学生かよ!」と言いたくなります。
奥様はさぞやご苦労なさっていることでしょう。
ま、彼は相当極端な例ですが誰しも食へのこだわりやNG事項のひとつやふたつ持っているものなのかもしれません。
たとえばネットでちょくちょく見かけるのはクリームシチューをご飯にかけるのはありかなしかという論争。
なし派の人にとっては気持ち悪いことこの上ないそうなのです。
食の好みは人それぞれ自分がどうするか決めれば良いだけで人の好みにあーだこーだというのは大きなお世話だろ──という意見が一定数あります。
けど、なし派の人からすれば眼の前でご飯にシチューをかけているのを見せられると「かなり見苦しい」と思うのも無理からぬ事なのかもと思っちゃいます。
ご夫婦など家族の中で意見が分かれた時は悲劇でしょうね。
かくいう僕はあり派。
カレーがOKならシチューでも良いじゃんと思っちゃいます。
食べ残しは許せないけど食べ方のスタイルに関しては許容のレンジは我ながら広いほうじゃないかな。
過日、業務スーパーのレトルトのクリームシチューがあったので件のシチューかけご飯を作ろうと思ったのですがふとおうどんが食べたくなりまして気がつくとこんな料理を作っておりました。
【材料】(1人分)
-調理時間:12分-
- うどん(乾麺):1束
- クリームシチュー(レトルト):1袋(昨夜の残り物でもOK)
- 天かす:適宜
- ドライパセリ:少々
- 粗挽きブラックペッパー:少々
[卵パート]
- 卵:1個
- 水:15g(大匙1)
【作り方】
- うどんを規定時間茹でます。
- 1.をやっている間にレトルトは熱々に温めておきます。[卵パート]を湯呑に入れて電子レンジの低(200ワットくらい)で1分半やんわり温めます。
- うどんをざるに揚げてそのまま丼に移します。シチューを上からかけて手早く混ぜます。天かすを散らして中央に卵をトッピングし、ドライパセリ、粗挽きブラックペッパーを降ればできあがり。
【一口メモ】
- とろみの強いシチューはうどんとの絡みも良くめっちゃ旨いです。麺は和風なのに全体は洋食になっているのが面白い。
- レトルトのシチューは冷めるのが早いのでうどんはかけうどんのように水で〆ず釜揚げの状態でシチューをかけるのがポイントです。
- 普通のかけうどんなら天かすはすぐにつゆでふやけてしまいますがシチューはとろみが強いので水面に載ってカリカリ、さくさく感が持続します。クルトン代わりに入れてみたのですがこのアイデアは当たりでした。
- 和蕎麦や中華そばでやっても面白そう。そうなるとトッピングもチャーシューとかメンマなど揃えてこだわってみたくなります。新しいラーメンができるんじゃないかな。