うどんという麺は案外に国籍不明の食材だったりします。
醤油味のつゆで頂けばもちろん和食なのですが、トマトスープやクリームスープでも意外と違和感がありません。
すんなりと洋食のアイテムに化けてしまうんですね。
原料が中力粉という小麦粉で味がほとんどしないくせのない麺なので親和性が高いのでしょう。
そしてもちろんアジアンテイストなスープを使うとなんだか台湾の夜市で屋台料理を楽しんでいる気分に浸ることもできます。
とあるランチタイム。冷蔵庫を覗くととんかつ用の肉が1枚。
とは言えトンカツを揚げるのはちと面倒。
そこで細かくカットしてこんなおうどんを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:12分-
- うどん(乾麺でもOK):1玉
- 鰹だし:250g(250ml)
- めんつゆ:鰹だし250mlに合わせた量
[トッピングパート]
- トンカツ用肉:半枚
- サラダ油:少々
- 砂糖:6g(小匙2)
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- オイスターソース:6g(小匙1)
- 酒:15g(大匙1)
- すりごま:大匙1
- 五香粉:少々
【作り方】
- うどんをパッケージに記載の時間茹でます。鰹だしにめんつゆを合わせて温めておきます。
- 1.をやっている間に[トッピングパート]のとんかつ用肉を1.5cm角のさいの目に切ります。フライパンにサラダ油ととんかつ用肉を入れて中火にかけ色が変わるまで炒めます。
- 2.に[トッピングパート]の残りの材料を加えて水気がほぼなくなるまで炒りつけます。
- 丼にうどんを入れ1.の鰹だしのつゆを注いで3.をトッピングすればできあがり。
【一口メモ】
- 台湾のソウルフード「魯肉飯」のご飯をうどんにチェンジしてみたという麺料理。胡麻と五香粉の香りがなんかアジアンテイスト。けっこう、ヤミツキになる美味しさです。
- 少しずつ具材をつゆに浸けていくと味変して「つゆ」までもアジアンテイストな「スープ」に変身。化学調味料などは入っていないので最後まで飲み干してもOKかな。
- お好みで粉山椒を振っても美味しいです。
- 本格的な魯肉飯は2時間以上手間をかけて煮込んでいく料理なのですがランチタイムに気軽に楽しめるようかなり手順を簡略化しています。