厨房日誌

おふたり様レシピの調味料事情

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長らく続けたひとり暮らしに別れを告げてふたり暮らしを始める時には、慣れない生活に戸惑うことが多々あります。

家事についても例外ではなく、特に料理に関しては使う調味料の加減で失敗をやらかすこともしばしば。

今日は娘とふたり暮らしを始めた頃のいろいろな料理の失敗を踏まえて、おふたり様レシピの調味料事情について解説したいと思います。

これから誰かと暮らし始める予定のあなたも、お友達を家に呼んでご馳走を振る舞おうと考えているあなたも、ぜひご一読あれ。

転ばぬ先の杖になるかもですよ。

僕のレシピ事情

去年(2018年)の夏、10年来書き溜めてきたレシピが1900皿を超えました。継続は力なりなどと言いますが大したもんです。

週末の土日に1皿ずつ書いていただけなのにちりも積もれば本当に山になってしまいました。

最初は家の玄関を開けてご近所へ散歩に出かけるくらいのノリだったのに、気がつくと遥か彼方、新幹線や飛行機でなければいけないほどの遠い街に立っている気分。

週末ごとに徒歩で1歩前に進んでいただけですのにね。

おひとり様レシピの汎用性

振り返ってみると最初の頃のレシピは4人前で書いていることが圧倒的に多かったです。

うちは嫁さんと娘2人の4人家族で、一度に作る分量がそれを基準にするので、必然的に書き留めるレシピも4人分が基準になっていました。

ところが後半のここ数年は圧倒的に1人前でレシピを書いていることが多い。

これも当たり前といえば当たり前で、6年前に単身赴任して、ひとり暮らしを始めて自分の分だけ作ればよくなった結果です。

で、どちらのレシピの方がより汎用性が高くて、使い勝手が良いかと言うと1人前の方だと思っていました。

2人前、3人前、4人前にしたければ掛け算すればよろしい。……と、思っていたのです。

去年、長女が転がり込んで来るまでは。

おふたり様レシピの調味料事情

ひとり暮らしの我が家に長女が転がり込んできておふたり様生活に入ってすぐ気づいたのですが、おふたり様の料理は必ずしも1人前の倍の調味料が必要なわけじゃないらしい。

食材は倍の量がないとボリューム的に寂しいので単純に2倍にすれば良いのですが、調味料類はそこまで必要じゃないケースが多々あるのです。

そうとは知らず、慣れないうちはやたら味の薄い料理や逆にとんでもなく濃い味付けの皿を作ってしまい、ふたりして「なんじゃこりゃ」と叫んだものです。(いや、叫びはしなかったけど)

で、同じ轍を踏まないように、ちょっと、調理法別に調味料の使い加減を整理しておきたいと思います。

火を通さない料理

たとえば浅漬けやサラダなどは食材の分量が倍になれば調味料も倍にしないと物足りなくなるので単純に倍の量が必要です。

揚げ物

下味に使う調味料は食材の分量に比例します。例えば鶏肉1枚で唐揚げを作る場合、半枚で作る時の倍の調味料を使わないと全然味がしません。

揚げ油は1人前でも2人前でも変わりません。

食べる時に使う抹茶塩やてんつゆはシェアすれば1~1.5人分で十分です。

煮物

1人分の煮汁で倍の食材の煮物が実はできてしまいます。煮汁の味の濃さは合わせるだし汁と調味料の比率で決まります。

この比率が変わらない限り食材の量が増えても同じ味付けにできるのです。

焼き物

たとえば生姜焼きなどのように焼いている食材に調味料を加えて味を付ける料理を倍の量作る場合は倍の調味料が必要です。

けれど、焼き鳥のようにタレや塩に浸けて焼き上げる料理では1人前と2人前の違いは限りなくアバウトになります。

要はお好み。焼き肉を食べる時にタレをたっぷりかけるのが好きか、ほんのおしるし派かの違いに似ています。

蒸し物

餡に使う調味料は使う食材(肉、海鮮、野菜)の分量に比例します。例えば焼売を20個作る場合は10個作る時の倍の調味料が必要です。

逆に、食べる時に使う酢醤油や辛子は、揚げ物同様にシェアすれば1~1.5人分で十分です。

食べる時に使う調味料

焼肉や握り寿司などは食べながらタレや醤油を使いますが、感覚的には2倍までは消費しない気がしています。

このあたりは別にふたり暮らしをしなくても、外食で経験できることなのであなたもイメージしやすいかもですね。

まとめ

整理するとお2人さまの料理で使う調味料はおひとり様に比べてこんな感じ。

  • 煮物

1倍

※但し食材に対して煮汁が足りなければ比例して追い足す。

  • 焼き物(付け焼き)
  • 揚げ物、蒸し物、焼き物などを食べる時に使う調味料

1~1.5倍

  • 揚げ物、蒸し物、焼き物などの下味
  • 火を通さない料理
  • 焼き物(焼いている食材に加える場合)

2倍

を目安にしましょう。

 生活が変われば新しい発見があるものですが、これはちょっと目からウロコでした。

ふたり暮らしに慣れてしまった今では意識することもなくなっていますが、基本的に僕はここに書いたセオリーに従っておふたり様の料理を作っています。

改めて書き出してみるとちょっとした調理のテクニックのように体系化できるものですね。

とまれ、あなたがふたり暮らしを始めてキッキンに初めて立つ時には、ちょっと思い出してみてくださいな。

2019/10/19 Sat.あ

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