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厨房日誌

コツコツがきらい

料理に限った話ではないのですが、コツコツ努力するという言葉が子供の頃からなんか嫌いでした。

いや、行為自体は普通に良いことだと思うのですが、語感が苦手なんですよね。

なんか歯を食いしばって、怒ったようなあるいは泣きそうな顔をして、それでも一歩一歩進んでいるみたいな。

ま、思いっきり偏見ですけどね。
どうせ、努力するなら笑って努力したいというのが僕の信条です。努力を楽しんではいけないなんて法はないですから。

僕の子供時代はスポ根ものの全盛期でした。

反面、笑いながら楽しそうにスポーツしてるやつ=ダメなやつという風潮が見え隠れしていた気がします。

で、そのスポ根ものの代表格の巨人の星やアタックNo.1などの影響なのかいまだに日本人は努力するときにすぐ根性見せてみろという風潮があるように思います。

けどね、断言します。物語の主人公でもない限り、楽しくない努力は早晩続かなくなります。 

いや、続く人もいるのかもしれませんが僕は無理です。何か言い訳を付けてそのことから遠ざかってやらなくなります。

逆に楽しんでやっていることは続きます。このブログもなんだかんだ言って5日も続いていますし(って、続いているうちに入らない?)。

レシピの記録だって2000を超えました。

どうしてもやらなければいけないことがあった場合、そしてそれが困難なことであった場合、まず最初にやるべきことはどうやったらそれを楽しめるかを発見することじゃないでしょうか?

どうも日本人は困難に立ち向かうときに楽しそうにしてはいけないと考える風潮があるように思うのですがよく考えるとおかしいですよね。

だって、それって誰かの目を意識しているってことですもん。

傍から見て「なんだあいつこんな状況なのにヘラヘラ笑いやがって」と指を指されることを気にしているってことですもん。

指したいやつには指させておけば良いじゃないですか。

どうせその人が代わりにやってくれるわけじゃなし。やっているのはこっちなのに大きなお世話です。

物事が続かない時、あるいは困難を突き崩せない時、一番に考えるべきはこの状況を如何に楽しむかなんじゃないかなと僕は思います。

気持ちがポジティブになればまた違う見方もできるでしょうし、何より気持ちが萎えず背中を向けなくなりますから。

2019/10/18 Fri.

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