長いこと一つ職場で働いていると、仕事の効率の良い人と悪い人がどうしても見えてきます。
そんなに仕事を抱えていないはずなのにやたら残業しないとこなせない人もいますが、何多重で仕事してるんだろうと疑うくらい仕事を抱えているはずなのに、いつも飄々としていて定時そこそこで帰る人もいます。
効率の悪い人に共通する特徴はいくつか挙げられるのですが、一番は集中力のなさかな。
なんだかぼーっとしてることが多い人、手が止まっている人はやっぱり効率が悪いです。
それから、一度にあれもこれもやろうとする人。で、結局どれも完了になってないという。
やらなきゃいけないことのリストだけ作ったらあとは一旦きれいさっぱり忘れてひとつづつこなした方が断然効率は上がります。
そして致命的だなぁと思うもう一つの特徴は、「時間の端切れを疎かにする人」です。
例えば会議まであと3分……とかになると作業の手を止めて始まるのを待っていたり所在なさそうにうろうろしたり。
いやいや、3分も時間があれば、メールが2本は打てるし、かけなきゃいけない電話が一件はこなせます。
特に誰かに振る仕事、お願いしておくことなどは会議で自分の手が塞がる前にやっておくとその間にやっといてもらえるので超効率的です。
たとえば何時間もかかりそうな重たいワープロ作業を抱えていても、3分使えば確実に終わりに近づきますよ。
どうしてそれに気づかないかなぁと思っちゃうのですが性格に由来するからかなかなか直らないみたいですね。
一日の中では端切れのような時間が何度も生じます。
積み上げていけば実は馬鹿にできないくらいの時間分、生じます。
時間の端切れのパッチワーク。これができるだけで、随分とフリーな時間は増えるのです。
それに気がつくことさえできれば忙しいはずなのに忙しがらずに済むようになるかもですよ。
2020/03/13 Fri.