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厨房日誌

家探しの極意

シーズン的にはあと1ヶ月くらい早く書くべきネタだったなぁと思いつつ書いちゃいます。

いかにも日本らしいなと思うのですが3月、4月は全国一斉転勤の季節です。もっと散らせばいいのにね。

で、転勤するとなると新しく住むところを探さねばなりません。僕も数年前に関東に転勤になった時に家探しをやったのですがその際の経験を踏まえてその極意をご紹介しましょう。

早い物で横浜に越して来て7年目を迎えようとしています。

あの頃は、パソコンとにらめっこしながら住む場所を探しておりました。

全く土地勘のない地方で住む場所を探すのは生まれて初めてのこと……だったわりには良い街、良い住処を見付けられたなと思っています。

STEP-1 住むエリア候補を探す

まずは最寄り駅レベルで住むエリアの候補を探します。

主としてGOOGLEで検索してそのエリアの住み心地に関する情報を集めました。

その際によく使った魔法の検索ワードがあります。

それは……

昔ながらの商店街 [路線名]

というものでした。

たとえば、

「昔ながらの商店街 湘南新宿ライン」とか

「昔ながらの商店街 横浜線」といった感じで検索するのです。

この検索でヒットした駅周辺はほぼ間違いなく家賃が安い

どうしてそうなるかというと、宅地開発が進んで多くの人が住み始めると食料品や日用雑貨の需要が増えます。

駅前に商業施設が整備されていくのは自明のこと。

「商店街」というキーワードを与えることでビジネス街を振るい落として住宅街に検索結果を絞り込んでいるのですね。

ここに「昔ながらの」というキーワードを加えると駅前の整備がなされて長い時間が経っているエリアに絞り込むことができるのです。

そういった土地は当然宅地開発されたのも昔の話、自然と築年数が長く家賃の安い家を見付け易くなるという寸法です。

STEP-2 生活必需施設を調べる

誰にとっても生活していくのに欠かせないお店や施設ってあると思います。

それはその人にとって絶対に譲れない拘りポイントで引っ越した先にそれがないと目の前が真っ暗になります。

なので、STEP-1でエリアの候補を複数見付けたら次は自分にとっての生活必需施設があるか調べます。

僕の場合、図書館、居酒屋、食料品店、酒屋といったところでしょうか?

人によってはパチンコ屋、外食できる店、カラオケ店、バッティングセンターといったものもあるかも。

これらをブログなどの口コミで拾っていきそのエリアの充実度によって天秤にかけていきます。

イマドキはその街に行かなくても、こういった情報がネットで得られるのでありがたい限りです。

STE-P-3 家選び

住むエリアを絞り込んだら次は家選び。

家選びの第一歩は最寄駅からどっちの方角を狙うかというアプローチから入ります。

といっても、風水がどうこうという意味ではないっすよ^^ もっと、現実的で実生活に密着した話です。

駅徒歩1分なんて物件に住めれば理想ですがその分そういう物件は家賃が高い。予算と折り合いをつけると必然的にある程度駅から歩くことが前提となります。

駅から徒歩10分程度を許容と考えた場合、等高線やストリートビューを頼りにアップダウンの少ない方向を選ぶのが吉。

わりと距離が近いと飛び付いても、とんでもない坂がある方向を選ぶと泣く羽目になりますので要注意です。

そして物件探し。

今日日の不動産屋さんはホームページに物件情報をたくさん載せていますのでまずは在宅で間取りをチェック。

自分の拘りポイントを中心に物件をふるいにかけていきます。

僕の場合は何といってもキッチンの充実度が最重要。

加えて日当たりとそこそこの広さが欲しいかな。あと、収納は多めにこしたことはなし。

職場の同僚は自炊をしないのでキッチンはどうでもよくて風呂の充実度にこだわっていました。

STEP-4 そして現地へGO

的を十分に絞ったら最後は現地視察です。

巻き尺とコンパスを忘れずに持って行くようにしましょう。あ、コンパスはイマドキはスマホのアプリが使えますね。

あと、置くつもりの家具のサイズを測ったメモもお忘れなく。

部屋に入ったらまずコンパスでどちらが南向きかをチェック。

それを元に窓の向きを確認します。

あと、家具を置きたい場所で寸法を測ってちゃんと収まるかも要確認。

おおかた物件の目星を付けたら不動産屋さんと別れて家の周辺と駅前を歩いてみましょう。

近くに公園などあれば特に公衆トイレをチェック。

落書きの有無、清潔さで大方の付近に住んでいる人の民度が読めます。

あと、駅前のスーパーも覗いてみましょう。チェックするポイントは2つ。

1つは商品の値札。普段よく買うものの値段を控えておいて比べればおおよその物価がわかりますので暮らしやすいかどうかの基準になります。

もう1つはお客さんの服装。スーパーは普段着でやってくるお店ですので失礼ながら住民の方の生活水準が透けて見えるのです。

あと、時間が許せば夜まで居残って街の雰囲気をチェック。昼間とは違った素の顔を知ることができます。

そんなこんなで今のマンションと出会いました。

部屋の中も街の雰囲気もとても気に入っています。

いつかまた、別の街に移る時にも良い物件との出会いがあると良いなと思いつつ。

つらつら書いたこのエッセイがこれから家を探そうとしているあなたのお役に立てれば何よりです。

2020/03/24 Tue.

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