今や深夜アニメは百花繚乱、様々なジャンルのアニメが1クール(3ヶ月)に4、50本は作られています。
色々咲きて野は楽しと言ったのは横溝正史だとか。
ジャンルが多彩であればファンの裾野も広がるというもの。
異世界ファンタジー物が好きな人、学園物が好きな人、バトル物が好きな人、ミステリーやサスペンスが好きな人、ホラーが好きな人。
その誰もの琴線に触れる一作が毎クールあるというのは実に凄いことだと思います。
ただ、毎クール、毎クール観ているとお約束と言うかテンプレートというか……また、このパターンかよ(笑)と失笑、苦笑する展開があるのはどうなのでしょう。
ま、僕はそういうところも含めてアニメが好きですが。
例えば学園物だと恋愛がらみのストーリーが多いのですが二人の仲が急接近するイベントが季節ごとに用意されています。
年の瀬も迫ったクリスマス、近所の神社に初詣、バレンタインにホワイトデー。
まったく「君らはサザエさんかよ」とツッコミたくなるくらい年中行事を大切にします。
今の季節─夏─で言えば必ず登場するのは夏祭りに花火大会は外せないところ。
ずらっと並んだ屋台を食べ歩きするシーンなどは定番中の定番で何度観たことか。
また、このパターンかよ(笑)と言わざるをえない(笑)。
冷静に考えるとこの世知辛いご時世、こんだけたくさんの屋台が並ぶ夏祭りの光景はそれだけで異世界ファンタジーめいて見えなくもないのですが。
食べ歩きの定番は綿菓子、りんご飴、たこ焼きといったところでしょうか。
中でもたこ焼きなどはひと粒爪楊枝で刺して「はい、あーん」なんて……はい、末永く爆発しててください。
夜店といえば僕的にはこれも外せないところ。
調味料がそろっている家で作るので夏祭りの屋台よりは1ランク上を目指してイカ焼きを作ってみました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- するめいか:1ぱい
- ごま油:4g(小匙1)
[調味料パート]
- 濃口醤油:9g(大匙1/2)
- 味醂:9g(大匙1/2)
- コチュジャン:3g(小匙1/2)
- 砂糖:2g
【作り方】
- イカはゲソを切り離し、ワタ、軟骨を取ります。ゲソは嘴を取ります。これらを流水できれいに洗ってキッチンペーパーで水分を拭き取り食べ易い大きさに切ります。
- フライパンにごま油を入れて強火にかけイカを加えて炒めます。イカの色が変わってきたら[調味料パート]を加えてそのまま強火で炒めます。大量の水分が出てきますが水気がほぼなくなるまで炒めればできあがり。
【一口メモ】
- イカの焼けた匂いってなんでこんなに食欲をそそるんでしょうね。そして味はコチュジャンのピリ辛! 最高にビールに合います。
- コチュジャンの手持ちがなければ仕上げに七味唐辛子か一味唐辛子を振っても美味しいですよ。
- 屋台風にこだわってごま油を使っていますがバターに替えると風味が変わってまた楽しいです。
- お好みで刻みネギや白ごまを振るのもありです。
- できれば屋外、一戸建てなら庭に、マンションならベランダにお皿とジョッキを持って出て夜空を見上げながら戴いてください。夏祭り気分が味わえますよ。