以前、馴染みの居酒屋で?んでいたら仕事の携帯が鳴りだしたことがありました。
いつもならご主人に断って一旦店の外に出るのですが、その夜は客が僕一人。
面倒だったのでそのまま電話に出ました。
用件はちょっとしたコンピュータトラブルについて同僚から質問を受けただけなので2、3分で済んだのですが……
「何を言っているのかまるでわからんかった」とご主人に笑われてしまいました。
日本語でしゃべっているはずなのにカタカナとアルファベット3、4文字の略称の連続で意味不明なことをしゃべっているなぁと(笑)
確かに他の業界の人から見たらSEの世界は異次元空間っぽく見えるのかもしれません。
けど、その空間の中にいる僕から見ればただの日常なんですよね。
これはどんな業界の人にも言えることなんじゃないでしょうか。
僕だって農家の人同士が会話をしているのを聞いたら何を言っているかよくわからんとなるでしょうし、スーパーの店員さん同士が会話しているのを聞いても然りでしょう。
けど、当のご本人たちからすればただの日常なのです。
同じ劇場の中にいても客席から観るステージと舞台の上から見る景色では見えているものがまるで違います。
そして観客にしてみれば舞台の上の人たちは魔法使いのように見えてしまうのかも。
けど、実際には舞台上の人々も魔法使いなどではなくただの人間なんですよね。
料理の苦手な人からしたらこんな料理がパパっと作れるのはなんだか魔法みたいと思われるかもしれません。
けどね、毎日毎日なんとなくででも料理を作っていると魔法でもなんでもなくてただの日常になるんだと思いますよ。
そろそろ本腰を入れてこのブログの本題──キッチンライフ応援ブログ「料理なんてだいきらいっ!!」を再開しなきゃなぁなんて思いながらそんなことを考えておりました。
【材料】(1人分)
-調理時間:15分-
- 大根:3cm
- 人参:3cm
- ごま油:6g(大匙1/2)
[煮汁パート]
- 水:200g(カップ1)
- 鶏ガラスープの素:小匙1
[調味料パート]
- 濃口醤油:18g(大匙1)
- 味醂:9g(大匙1/2)
【作り方】
- 大根を下茹でするお湯(分量外)を沸かします。待っている間に大根はかつら剥きして5mm厚のいちょう切りにします。お湯が沸いたら大根を加えて5分下茹でし、ざるに揚げて湯を切ります。茹でている間に人参を3mm厚のいちょう切りにします。
- 小鍋かフライパンにごま油を入れて中火にかけます。これに大根と人参を加えて1分炒めます。これに[煮汁パート]を加えてひと煮立ちさせ、火を弱めて蓋をせずに水気が1/3くらいになるまで茹でます。 ※水気がなくなり過ぎて焦がさない洋よく見張っておきましょう。
- 2.に[調味料パート]を加えて絡めながら水気がほぼなくなるまで炒め煮すればできあがり。
【一口メモ】
- 中華っぽい要素は鶏ガラスープの素とごま油だけなのですがその香りをかいだ瞬間に「あっ、中華料理だ」と思わせてくれる1品です。主菜が中華料理の日の副菜におススメですよ。
- ちょっと地味目の色合いなのでいんげんなど緑色の野菜を加えると見た目も華やかになります。
- 大根の下茹ではちょっとめんどうに思えるかもですが味の沁み方が全然違ってきますので必ずやってください。
- 手持ちがあれば針生姜を一緒に煮るとさっぱりした風味になります。