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牛肉の料理(洋食)

カウボーイ・ステーキ

移民たちの開拓時代に共通して苦労するのは食料の調達だったようですね。

行った先は店も農場も何もないところなので食材は自分達で調達しないといけないわけです。

アメリカの西部開拓時代、牛を追いながら転々と移動していたカウボーイとその家族たちの主食は保存が利く豆類と連れている牛だったそうです。

しかも牛を食べると言っても解体業者がいるわけではないので自力で見よう見まねの解体をやらなきゃいけない。

そうとうな力技だったことでしょう。

で、ようやく肉が手に入ってもろくな調味料がない。

食べ方は厚切りの肉に塩、胡椒をまぶして焚き火で炙り焼くという至ってシンプルなものになったようです。

これが、一名「カウボーイ・ステーキ」と呼ばれる料理です。

それから約200年、当時の手法を下敷きにしながら、文明の利器の力を借りてより美味しく作れるようにカウボーイ・ステーキをアレンジしてみました。

【材料】(2人分) 

調理時間:3時間10分-

  • ステーキ肉:300g~400g
  • 牛脂:適宜
  • 塩:肉の重さの10%
  • ブラックペッパー:たっぷりめ
  • ローズマリー:数本
  • 白ネギ:半本
  • 塩:3g(小匙1/2)
  • レモン果汁:15g大匙1
  • ごま油:13g(大匙1)
  • 粗挽きブラックペッパー:適宜

【作り方】

  1. 炊飯器に肉が浸かる程度のお湯(分量外)を沸かします。
  2. 1.をやっている間にステーキ肉は脂身の箇所に包丁目を入れて筋を切ります。これに塩、ブラックペッパーを均等にまぶし更に牛脂を手の体温で融かしながらまぶします。ローズマリーとともにジップロックに入れてきっちり空気を抜きます。 ※ジップロックの口にストローを差し込んでジップを閉じ、ストローから空気を吸えば簡易真空パックにできます。
  3. 炊飯器に1.の熱湯を入れ、保温ボタンを押して蓋を開けたまま10分間放置します。これに2.を入れて蓋をし保温モードで3時間置きじんわりと火を通します。
  4. 3.を取り出しよく熱したフライパンで両面焼き色が付くまで焼けばできあがり。

【一口メモ】

  • 予め低温でじんわり火入れしてから表面を炙り焼いているので外はカリッと中はびっくりするくらい柔らかく仕上がっています。当時のカウボーイたちが食べたら「こんなのカウボーイ・ステーキじゃない」って怒られそう^^;
  • お肉は米国産の安いお肉で十分です。というかそっちの方が開拓時代のワイルドな雰囲気が楽しめるでしょう。1枚で300g以上のものも売られていますので1枚を2人でシェアするのもありです。
  • 炊飯器の保温モードの温度は約70度でお肉の火入れにはちょっと高めです。ヨーグルトメーカーなどの低温調理器をお持ちでしたら63度で3時間かけて火入れして下さい。
  • お好みでおろしにんにくをまぶしたり、お好みのスパイスを加えて風味を変えてみるのも楽しいですよ。

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