「美味いに決まっているだろ。ペッパーだぞ。ペッパーは同じ重さの砂金と取引される希少な香辛料なんだぞ」
異色のファンタジー「異世界居酒屋のぶ」の中のセリフです。

居酒屋を開業したら店の入口が中世ドイツ風の異世界につながっていたというお話(裏口は京都(現代)の路地につながっています)。
あちらの世界は大航海時代の幕開け頃なのでしょうかスパイスは重要な貿易アイテムらしい。
それを惜しげもなくサラダにかけて「こうすると風味が変わって美味しいんですよ」と言われたら……
そりゃまあ、キョドりますよね^^;

「ただ、値段はさておきポテトサラダとペッパーは相性が良い」
と感心するあたり異世界の住人も肝が座っています。
そんな彼らがこの料理を見たらドン引きでしょう。
パストラミは塩漬けにした牛肉に香辛料をまぶして燻製にした保存食です。

ただ近ごろは牛肉以外のお肉を使ってもパストラミと呼ぶらしい。
逆に牛肉を使う場合はわざわざ「ビーフパストラミ」と呼ぶようになっているくらいです。
コンビニなどでも見かけるようにびっしりと黒胡椒がまぶしてあるのが特徴。

異世界のひとの視点に置き換えると全面を金箔で覆った悪趣味な料理にみえるのかしらん^^
【材料】(2人分)
-調理時間:5分-
- 鶏胸肉:1枚(約300g)
- 粗挽きブラックペッパー:適宜
[調味料パート]
- 塩:6g(小匙1)
- 三温糖:3g(小匙1)
- おろしにんにく:ひとかけ分
- おろし生姜:ひとかけ分
- ナツメグ:少々
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 鶏肉は皮と脂肪を外して[調味料パート]をまぶしてラップで包みます。これを冷蔵庫で2日寝かせます。
- 1.を水(分量外)を張ったボウルに30分浸けて塩抜きします。キッチンペーパーで水気を拭き取り粗挽きブラックペッパーをびっしりとまぶします。
- をジップロックに入れてストローで中の空気を吸い取り(簡易真空パック状態)ます。熱湯(分量外)を張った炊飯器にこれを浸けて保温ボタンを押し2時間漬け込めばできあがり。
【一口メモ】
- ガツンとしっかりした塩味とブラックペッパーの風味が口いっぱいに広がります。おかずとしても美味しいですがやっぱり酒の肴かな。
- 調理のポイントは炊飯器の保温モード(約70度)でゆっくり火を通すこと肉が硬くならずしっとりと仕上がります。ヨーグルトメーカーなどの低温調理器をお持ちなら63度に設定して3時間かけて火入れしてください。
- パストラミは本来燻製食品です。燻製鍋などお持ちなら工程3で比較的弱火でいぶすとより本格的になります。
- ハーブにセロリの葉、ローズマリー、ドライバジルなど使うと風味が変わって楽しいですよ。

