白菜は英語で「Chinesecabbage」と言います。
直訳すると「中国のキャベツ」という意味ですね。
英会話学校でこの単語を習った時になんとなく「言いえて妙だなぁ」と思った覚えがあります。
キャベツというといかにも洋食に使いそうな野菜というイメージですが白菜というとキャベツに似てはいるんだけどなんか中華料理に使いそうな野菜って感じがしたからです。
それは先入観だと笑われそうな気もするのですが僕らは食材を見る時に
「これは○○を作る用」とか
「●●を作るのに向いている」といった風に作る料理を当てはめて考えてしまう傾向があります。
たとえば分厚いステーキ肉を見て「すき焼きにしようか」と思う人はあまりいません。
新鮮なマグロのサクを見て「煮魚にしようかな」と考える日本人もまずいません。
同様に大根を見ると和食にしたくなるように、青梗菜を見ると中華炒めが食べたくなるように、トマトを見ると洋食を思い浮かべてしまいがちです。
よくよく考えると酢豚にはトマトケチャップが使われていますしトマトと卵の炒め物は中華風に味付けしても違和感がありません。
和食でも過日紹介したように味噌汁やおでんにトマトを使って成功した例があります。
それでもなお──こんな料理を見せられるとこう思っちゃうのです。
「ああ、トマトは洋食に向く野菜だな」って(笑)
【材料】(1人分)
-調理時間:12分-
- 鶏むね肉:半枚(約150g)
- 玉ねぎ:1/4個
- 椎茸:2本またはしめじ1/4株
- トマト缶(ダイスカット):1/4個(約100g)
- オリーブオイル:6g(大匙1/2)
- ドライパセリ:適宜
[鶏肉の下味パート]
- 塩:1g(小匙1/6)
- 酒:7.5g(大匙1/2)
- 片栗粉:適宜
[調味料パート]
- 濃口醤油:3g(小匙1/2)
- コンソメスープの素(顆粒):小匙1/2
- 砂糖:3g(小匙1)
- おろしにんにく:ひとかけ分
[スパイスパート]
- 粗挽きブラックペッパー:少々
- チリパウダー:少々
- オールスパイス:少々
【作り方】
- 鶏むね肉を一口大に切って[鶏肉の下味パート]の塩と酒をまぶします。更に片栗粉を薄くまぶします。玉ねぎは細切りにします。椎茸は軸を切り離してスライスし軸も石突を落としてスライスします。
- フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけます。これに鶏肉を重ならないように並べて1分30秒焼きます。ひっくり返して更に1分焼きます。
- 2.に玉ねぎ、椎茸を加えて玉ねぎがしんなりするまで炒めます。
- 3.に[調味料パート]を加えてひと煮立ちさせ蓋をせずに3分煮込みます。ラスト1分になったら[スパイスパート]を加えてざっくり混ぜます。
- 4.を深皿に盛ってドライパセリを散らせばできあがり。
【一口メモ】
- 見た目はおとなしそうな洋食ですがなんか体の芯からポカポカしてくるスパイシーで熱い皿です。寒い夜には持って来いの一品だな。
- いわゆるフライパンひとつでできちゃうワンパン料理というやつです。洗い物が少なくて済むのも嬉しいところ。
- 椎茸を具材に使ったのはたまたま手持ちがあったからというだけです。代わりにしめじやエリンギを使っても美味しくできますよ。