日本の伝統的なニシンの保存法は干物にすることです。
そうやって江戸時代、北海道から京都まで運んだのだとか。

ヨーロッパでもニシンは広く食べられますがこちらではロールモップ(Rollmops)と呼ばれる甘酢漬けがスタンダードなようです。
あと、『世界一臭い食べ物』として有名なシュールストレミングは、ニシンを缶詰内で発酵させたものです。
僕は食べた経験がないのですがその臭いはくさやの数倍で生ゴミを日向に放置したような臭いだとか(って、最初に食べた人ぜったい変だろ???^^;)。

生活によく浸透しているからでしょうか?
ニシンを使った慣用句はたくさんあるようで例えばチェコでは”@”(アットマーク)をニシンを巻いた物と呼ぶそうです。
小説の世界でもクリスティの『そして誰もいなくなった』の中では「燻製にしん(RedHerring)には、「人の気をそらすもの」という意味がある」という話が出て来たりします。
【材料】(3?4人分)
-調理時間:60分(漬け込む時間は含めていません)-
- 身欠きにしん(ソフトタイプ):3切れ
- ほうじ茶葉:適宜
- 玉ねぎ:1/4個
- 人参:3cm
[下拵えパート]
- 砂糖:適宜
- 塩:少々
- 酢:少々
[甘酢パート]
- 穀物酢:100g
- 水:200g
- 砂糖:30g
- 鷹の爪:1本
- デジョンマスタード:小匙1
- ブラックペッパー(粒):数個
- (あれば)ピンクペッパー:数個
- ローズマリー:少々
- セージ:少々
- クローブ(粉末):少々
【作り方】
- ニシンは半分に切ってひたひたの水(分量外)とほうじ茶葉を加えて15分ほど煮込み臭みを抜きます。
- 1.の水気を拭き取り、[下拵えパート]の砂糖を塗し30分ほど置きます。砂糖が完全に溶けてニシンの表面に水気がにじみ出てきたらOK。これを洗って[下拵えパート]の塩、酢を振り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
- 1.、2.をやっている間に玉ねぎは細切りにします。人参は千切りにします。[甘酢パート]を鍋に合わせて一煮立ちさせ粗熱を取ります。
- バットにニシンと玉ねぎ、人参を入れ[甘酢パート]をかけて冷蔵庫で半日以上漬け込めばできあがり。
【一口メモ】
- ちょっと岡山の『ままかり』に似てますかね。でもこちらの方がかなりクセのある味です。
- 実はこのあと別の料理に使うためこのレシピにしていますが、このままで食べるにはちょっと薄目の味付けです。そのまま食べる場合は醤油を大匙1ほど加えて下さい日本人にはそれがたぶん一番合います。

