これは2020年の秋に書いたレシピ。ちょうどお料理バトルアニメ「食戟のソーマ」もいよいよクライマックスを迎えていた頃、5期にわたった全シリーズの最終回を迎えました。
わりと本格的な調理の技術を駆使して勝負するので楽しみに観てまいりましたがちょっと寂しい気分。
技術面だけでなく料理に向かう気概や心構えなどいろいろ勉強させられたな。
かなり初期の話ですが秋の選抜編というのがありました。
お料理版の甲子園選抜みたいな感じでしょうか。
その決勝戦は3つ巴戦になるのですがお題は秋刀魚でした。
どの料理も美味しそうだったのですがそれより目から鱗だったのは3人中、主人公以外が出した2皿がともに洋食だったこと。
僕らはどこかで秋刀魚とか鯖って和食の食材だと思い込んでいるフシがあると改めて気づきました。
別に洋食で使われる魚は舌平目やサーモンだけではありません。
秋刀魚も鯖もイワシやメヒカリ、ホヤやホタルイカだって洋食で使っても不思議じゃないじゃん。
と遅まきながら思い至りました。
僕も今はそういった先入観がなくなったのでわりと普通にこういう皿も作れたりします。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- 鯖:1尾
- キャベツ:数枚
- オリーブオイル:12g(大匙1)
- にんにく:ひとかけ
- 鷹の爪:半本
- 塩:3g(小匙1/2)
- ブラックペッパー:少々
【作り方】
- 小鍋に鯖とキャベツを茹でる湯(分量外)を沸かします。それをやっている間に鯖は三枚におろして骨を抜きます。
- 1.の小鍋にキャベツと鯖を入れて5分茹でます。
- 2.をやっている間ににんにくはスライスし、鷹の爪はキッチンバサミ小口切りにします。フライパンにオリーブオイルとにんにく、鷹の爪を合わせて弱火にかけ香りを立たせます。
- 鍋からキャベツを抜いてざく切りにし3.に加えます。そのまま中火で軽く焼き色が立つまで焼きます。鯖を加えてざっと焼き塩を振って味を付けます。お皿に盛り付けてブラックペッパーを振ればできあがり。
【一口メモ】
- シンプルだけど美味しいです。けど、同じ鯖でもイタリアンにするとちょっとごちそうっぽくなるのはなんでだろ^^;
- このレシピの段取りポイントは後の工程を並行作業で同時進行させていくところ。ここでもたつくと10分以上かかってしまいますので手を止めずに働きましょう。
- 鯖は生を使うと結構手間ですが水煮缶などを使えばとってもお手軽な料理になります。缶詰を使う場合は味が付いていますので加える塩を加減してください。
- 開いたイワシやアジなどでも美味しくできますよ。