ネットの掲示板などで「旦那と生活費のことでもめた」なんて愚痴を見かけることがあります。
寄せられるコメントは同情的なものが多く僕も概ねそれにうなずきました。
曰く
「大して高い肉や魚を使っているわけじゃないのになんでこんなにかかっているんだ」とか
「スナック菓子などお前のおやつ代に大半が消えているんじゃないか」とか
言う旦那さんの意見は理不尽な言いがかりだと思います。
そういうことを言う旦那さんは醤油や酒のような調味料にもお金がかかることがすっぽ抜けているんじゃないかな。
それだけじゃなく、食器を洗う洗剤もそれを付けるスポンジにも米もトイレットペーパーもお金がかかるということがわかってないんじゃないかな。
ま、そういう旦那さんには一度家計簿の細目を見せて日々どれだけ細々と出費がかさんでいるかわからせるべきでしょう。
加えてそういう旦那さんは往々にして食材の相場勘がない人が多い気がします。
値段が張る食材と言えば肉くらいなんて思ってるんじゃないかな。
大根やホウレンソウがどれだけ高いか一度スーパーなどを連れまわして値札を見させるべきでしょう。
とはいえ、相場を把握して少しでも安い食材を仕入れて来るのは主婦の腕の見せ所でもあります。
日ごろから、どこそこの店は〇〇が安いなんて情報を押さえておくと家計がピンチの時に助かります。
うちの近所の八百屋はなぜか魚介も売っているのですがこれがめっぽう安い。
この料理に使ったいわしも1パック8尾入って58円でした。
なのでこの夜の主菜の材料費は100円くらい。
こういうのの積み重ねが家計の負担を軽くしてくれるのだと思います。
それでも旦那に文句を言われたら……バトルしかありませんね(笑)
【材料】(1人分)
-調理時間:30分-
- いわし:3~4尾
- サツマイモ:5cmくらい
- 玉ねぎ:1/4個
- にんにく:ひとかけ
- 鷹の爪:半本
- 塩:2g(小匙1/3)
- ブラックペッパー:少々
- オリーブオイル:24g(大匙2)
【作り方】
- さつまいもは7mmのいちょう切りにして耐熱皿に入れてラップをし(串で2、3か所穴を開けます)電子レンジの500ワットでチンします。
- いわしは頭と尾を取って3枚におろし塩を振って10分おきます。玉ねぎは細切りにします。にんにくは厚めにスライスします。鷹の爪は小口切りにします。
- オーブンを220度に予熱します。待っている間に玉ねぎ、さつまいも、にんにく、鷹の爪を耐熱皿に敷き詰め上にイワシを並べてオリーブオイルをまんべんなくかけ、ブラックペッパーを振ります。
- オーブンが温まったら耐熱皿を入れて15分焼けばできあがり。戴くときは大ぶりのスプーンでざっくりまぜてから戴きましょう。
【一口メモ】
- 材料はどれも安いものばかりですがごちそう感のある1品に仕上がります。「スペインバル風だよ」とか適当なことを言ってビールを付けて出せば旦那さんも大喜びでは。
- 味付けはイワシに振った塩のみ。なのでそのまま食べるとイワシの塩辛さが立ってしまいます。食べる前にかき混ぜて塩をオリーブオイルで伸ばして味を均してください。
- オーブンがなければ全部の材料をフライパンに合わせて弱火で10分煮込む手順にしても美味しく作れますよ。