次女がまだ小学生だった頃、夏休みの宿題か何かで大阪のプラネタリュームに連れて行ったことがあります。
大人気の施設らしく順番が来たのは日暮れ頃、梅田に戻ってきたときにはとっぷりと暗くなっておりました。
小腹がすいたので阪神百貨店地下の名物「イカ焼き」を食べましたっけ。
関西人以外の人がそう聞くと夜店の屋台などで売っているイカの姿焼きを想像しちゃいそうですがここで売っているのは全くの別物。
お好み焼きのような、クレープのようなもちもちの生地に刻んだイカを混ぜ込んで鉄板で焼いた料理です。
なんちゅう紛らわしい名前付けるねんと僕も思わないでもないのですが、そこは言った者勝ち、付けた者勝ちですっかり知名度が上がってしまっているので今さら改名もできないでしょう。
これと同じようにネーミングが固定観念を呼び起こすような食べ物はたくさんあります。
例えば「たこ焼き」の看板につられて覗いてみたら串に刺したタコが売られていたり、「鯛焼き」の看板に惹かれて「ひとつ頂戴」って言ったら尾頭付き鯛の塩焼きが出てきたら「をい」って言いたくなりますよね。
いや、たぶんそんな商品はないと思いますが^^;
同じようにぶり大根といえば普通は醤油ベースの味付けの煮物を誰もが期待するでしょう。
まさかこんな料理が出てくるとは思いませんよね。
【材料】(2人分)
-調理時間:10分-
- ぶりの刺身:150g
- 粗挽きブラックペッパー:少々
- 大根の漬物(オススメはゆず大根):30g
[ドレッシングパート]
- 柚子果汁:10ml(小匙2)
- 濃口醤油:6g(小匙1)
- おろしにんにく:ひとかけ分
- わさび:チューブ1cm分
- オリーブオイル:8g(小匙2)
【作り方】
- ぶりの刺身を薄造りにします。サクに対して包丁を寝かせてそぎ切りにする要領で切ります。身が崩れやすいので少し厚めに切るのがコツ。加えて包丁の刃先から刃元まで使って長いストロークで往復させてください。
- 1.を丸皿に盛り付けます。自分の正面の縁にぶりの薄造りを2枚置いたら皿を30度回転させてまた2枚置くを繰り返すときれいな円形に盛り付けられます。 ※お皿の方を回転させるのがコツです。
- 2.に細切りにした大根の漬物をトッピングします。[ドレッシングパート]をたっぷりかけて粗挽きブラックペッパーを振ればできあがり。
【一口メモ】
- こんなのぶり大根じゃないと言うなかれ。ぶりと大根を使った料理なんだから誰がなんと言おうがぶり大根なのです^^
- ぶり刺しは脂が乗って少しこってり系なので爽やかな酸味の洋風ドレッシングが案外合います。あらびきブラックペッパーの刺激的な香りもいい感じ。
- 大根の漬物が良いアクセントで箸休めの役割を果たしています。薄造りにしたぶりの切り身でくるんと巻いて口に入れてください。
- このレシピでは洒落を利かせてぶりをチョイスしましたが他の刺し身でもこのドレッシングは合いますよ。