十数年くらい前からでしょうか(もっと前からかも)。
アニメシという言葉がネットなどを通じて普及し始めて、今では多くの人に認知されるようになってきました。
解説するとアニメシとは、アニメーション映画の中に出てくる料理を再現したものです。
とりわけスタジオ・ジブリのアニメシは人気があるようで多くの人が再現レシピをアップされています。
その理由はひとえに「ジブリ映画に出てくる料理が美味しそうだから」なのでしょう。
ではなぜ、ジブリ映画の料理はおいしそうに見えるのか?
ちょっと考えてみて、二つほど理由を思いつきました。
一つは、料理がありふれた普段着の料理であること。
目玉焼きを載せたトースト、ラーメン、日の丸ごはんに煮干し、でんぷ、うぐいす豆のお弁当。
僕たちの手の届かないまばゆいばかりのごちそうではなく、食べようと思えば映画館から帰ってすぐにでも作れてしまう料理であるから親近感が湧くのだと思います。
もう一つは、食べている人が笑顔だから。
幸せそうに食べているから。
ジブリ映画に出てくる料理は主人公たちの心情を観客にダイレクトに伝える触媒としての役割を果たしているように思えます。
なので、見ているこっちもなんだか幸せな気分になって、「あ、美味しそう」と思うのかもしれません。
ありふれた週末のお昼ごはん。
なんだかそんな普段着の料理が食べたくなってこれを作りました。
【材料】(1人分)
-調理時間:10分-
- ごぼう:10cm
- チョリソー(なければソーセージ):1本
- バター:6g(大匙1/2)
- マヨネーズ:30g(大匙2.5)
- マスタード:適宜
- 塩、ブラックペッパー:少々
- ドライパセリ:少々
【作り方】
- チョリソーは5mm厚の輪切りにします。ごぼうは皮をむいて千六本(マッチの軸くらいの太さの千切り)に切り、5分水にさらしてざるに揚げ水気をよく切ります。
- フライパンにバターを入れて中火にかけバターが融けたらごぼうを入れて1分ほど炒めます。チョリソー、塩、ブラックペッパーを加えて軽く焦げ目が付くまで炒めます。
- 2.の火を止めてマヨネーズとマスタードを加えます。再び強めの中火にかけてマヨネーズが溶けきってごぼうに絡めばできあがり。小鉢に盛ってドライパセリを散らして戴きます。
【一口メモ】
- 口いっぱいにマヨネーズの風味と酸味が広がります。これ、マヨネーズ好きな人にはたまらないかも。逆に苦手な方はちょっとマヨネーズの量を加減してくださいね。
- ごぼうの良いところはしっかり火を通してもしゃくしゃくした食感が楽しめることだと僕は思います(結構この触感は好き)。繊維もしっかり摂れてなかなかお得な根菜です。
- 更に辛みを求めてチリパウダーを加えるのも良し、すりごまを加えると風味が変わってそれもまた良しだと思います。